ギャンブル系の投資法の一つである10%投資法の解説をします。
マーチンゲール法等の投資法というよりは、資産運用・管理に近いものです。
10%投資法とは
10%投資法は、ベットする額が常に残高の10%という投資法です。
- 10万円スタートならまず1万円ベット
- 勝ったら残高が11万円になるので、次は1万1,000円をベットします。
負けが続き残高が少なくなれば、ベット額も少なくなるので心理的にその時の身の丈にあった投資法という印象を受けますがどうでしょうか
10%投資法のやり方と正しい考え方
名称 | 10%投資法 |
---|---|
系統 | 資産管理系 |
適応する配当 | 資産運用の考えなので勝率やペイアウト率に左右されない |
やり方 | 賭ける金額を「資産(残高)の10分の1(10%)」とする |
1セット終了時の結果 | – |
特徴 | 勝ちが続けば余裕が出て賭け金が大きくなり、負けが続いた場合は賭け金が小さくなる |
10%投資法は、資産を理論的に増やす・確率を上げるという考えではなく、カジノ等に行った時に長い時間遊ぶ為の投資法と考えるとメリットが理解しやすいです。
例えば10万円持ってカジノに遊びに行ったとします。 最初は1万円を賭けますが、負けが続き今は3万円まで減ったとします。 1万円ずつ賭けると3回負けたら終わりですが、10%投資法なら3,000円しかベットしないので、まだまだ遊べます。 また勝ちが続けば残高が増えて徐々に取り返せるかもしれません。
それなら最初から3,000円ずつ賭ければ長時間遊べるじゃないかとも思いますが、要は身の丈に合った金額を賭けましょうという事です。
負けが続くと「大きく賭けて負けをすぐに取り戻したい」という心理になり、あっという間に残高が0になるのが負ける法則ですので心理コントロールにも有効ですし、逆に20万円まで増えたらどれだけ気が大きくなって良いのか分からないので10%賭けても良いというのは一つの目安となるでしょう。
では、実際にオスカーズグラインド法やマーチンゲール法のように、利益を得る為の投資法なのか?を考察していきましょう。
残高 | 賭け金 | 結果 | 収支 |
---|---|---|---|
100,000 | 10,000 | ○ | +10,000 |
110,000 | 11,000 | × | -1,000 |
99,000 | 9,900 | ○ | +8,900 |
108,900 | 10,890 | × | -1,990 |
98,010 | 9,801 | × | -11,791 |
88,209 | 8,821 | × | -20,612 |
79,388 | 7,939 | ○ | -12,673 |
10%投資法を理解する為の簡単なシミュレーションです。
一番理解しやすい1/2の勝率で2倍の配当のケースで考察します。
勝敗の数 | 3勝4敗 |
---|---|
収支 | -12,673 |
だから何だという感想になりそうなシミュレーション結果ですが、注目するとしたら最初に起きた1勝1敗の結果です。
最初に1勝して+10,000の利益が出ているのに対し、次に負けたら-11,000で本来±0になるはずが、-1,000となっています。
シミュレーションの現在の状況を見ても、3勝4敗で普通に賭ければ-10,000の所、-12,673となっており2,673多く減っています。
逆に4勝3敗なら、普通に賭けるよりも多く利益が出るのでマイナス面しかないというわけでもありません。
しかし、利益を増やす為のロジックが無いのでマーチンゲール法等の投資法とは別物と分類しておくとよいでしょう。