ヤマノケンヤマノケン

10ユニット法はカジノのギャンブルメソッドとして有名ですが、やり方を分析すると2in1法の応用である事が分かりました。

やり方を考察して、実際に検証してみたいと思います。

2in1法はモンテカルロ法等の紙数列系の全ての原点。なぜ必勝法なのか?考え方が分かる!

2in1法を先に理解しましょう!

10ユニット法とは

10ユニット法は、紙に10個の数字(例:目標利益を10で割ったもの)を書き出して、その数字を元に賭け方を工夫して数字が無くなった時には、目標利益を得ているという有名な投資法の一つです。

1/2の確率で払い戻しが2倍のカジノゲーム等で使われています。 FXや競馬等、他のギャンブルではあまり聞きません。

10ユニット法のやり方と考え方

10ユニット法のやり方

名称 10ユニット法
系統 2in1法の応用
適応する配当 勝率1/2、配当2倍
やり方 予め数字を10個書き出しておき、2in1法で消費していく(端と端の数字を足してベット。勝てば2つ消し、負けたら賭けた額の数字を追加していく)。 数字は解説では1とする。
1セット終了時の結果 予め設定した目標利益が利益となる。
特徴 2in1法を応用するものとして、モンテカルロ法やココモ法等様々なものがあるが、負けた分を取り戻すという考え方ではなく、「これだけ利益を得よう」という考え方という点が他と大きく異なる。
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10ユニット法は、1セット終了した時の利益が明確なのでメンタルコントロールという点でも有効です。 また、繰り返しになりますが、勝てば数字が2つ減り、負ければ数字は1つしか増えないのですから徐々に数字は減っていくはずなので心理的にも有効です。

※目標利益とユニットの考え方が分かりづらい方もいるかもしれないので以下に補足します。

10ユニット法の補足

例えば目標利益を、2,000円とした場合、1ユニットは2,000÷10=200円となります。

紙に書く数字は、「1、1,1,1,1,1,1,1,1,1」として「×200する」という風にしても良いですし、最初から「200、200、200,200.、、」と書いても良いです。

次に知りたいのは、「どのくらいの資金でどのくらいの目標利益とすればよいのか?」です。

10ユニット法はなぜ勝てるのか?なぜ負けるのか

10ユニット法は、2in1法と同じ考え方です。

  1. 勝った時はユニットが2つ減ります
  2. 負けた時は、ユニットが1つ増えます
  3. 勝ちと負けが1/2の確率ならユニットは減っていきます
  4. ユニットが全て無くなる=目標利益を必ず得ています。必ず勝ちます。
  5. 負けた時に追加する数字は足し算で大きくなっていく為、数字が膨らみ資金が尽きると負けます

応用や改良を考える場合は、この考え方を軸として考えると良いでしょう。

10ユニット法のシミュレーション

目標利益が1,000円だと少なく感じるので、目標利益を10,000円として、10万円の資金があった場合(つまり10%の利益を得る)有効かどうかを検証してみましょう。

1ユニット=1,000で、10,000の利益が目標利益です。

回数賭け金勝敗数列残高
0回目1,1,1,1,1,1,1,1,1,1100,000
1回目2,000×1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,298,000
2回目3,0001,1,1,1,1,1,1,1,1101,000
3回目2,0001,1,1,1,1,1,1103,000
4回目2,000×1,1,1,1,1,1,1,2101,000
5回目3,000×1,1,1,1,1,1,1,2,398,000
6回目4,0001,1,1,1,1,1,2102,000
7回目3,000×1,1,1,1,1,1,2,399,000
8回目4,000×1,1,1,1,1,1,2,3,495,000
9回目5,0001,1,1,1,1,2,3100,000
10回目4,0001,1,1,1,2104,000
11回目3,0001,1,1107,000
12回目2,000×1,1,1,2105,000
13回目3,000×1,1,1,2,3102,000
14回目4,0001,1,2106,000
15回目3,0001109,000
16回目1,000×1,1108,000
17回目2,000×1,1,2106,000
18回目3,0001109,000
19回目1,000110,000
10勝9敗

考察をリスト化しました。

  1. 資金に対して10%の目標利益の場合、余裕があったので設定は丁度良さそう。
  2. 勝ちが負けを1つ上回らないと終わらない為、厳密には1/2ではないギャンブル(例:ルーレット等)ではハマると取り戻せずベット額が増えて資金が尽きる可能性がある。

大事な考察はこの2点です。 特に2番目の勝ちが負けを1つ上回らないとどうしても終わらないという点は実際にやってみて気づきました。 多くのギャンブルが胴元の取り分として例えばルーレットの場合は赤でも黒でもない「緑の00」というマスが存在していたりするので、最初のうちは偏りで勝ちの方が多い事もありますが、長く続けると100勝99敗という割合に近づいていくため負けの数に勝ちが追い付かなくなるケースがあります。 その場合は10ユニットすべての消化にこだわるとズルズルとハマっていくので損切りが必要になってきます。

10ユニット法の応用と改良

10ユニット法の弱点が、勝率にある事が分かりました。

多くの攻略法はギャンブル対策で勝率が少しだけ低くても勝てるという強みがありましたが、10ユニット法は勝ちが1つ多くなくては1セット終了できません。

しかし、10ユニットすべてを消化しなくても利益は出るのも特徴ですので、例えば最後に残った1は消化しなくても良い、10ユニットで9ユニットだけ消化法と決めておくだけでも勝率の問題がクリアになり利益も残ります。

利益に余裕があるので改良の余地はかなりあります。

バスタビットで実践

数列は同じでバスタビットで実践してみました。

 ベット額勝敗数列
1.5.3.6.2.4.5.3.1.2
1回目63.6.2.4.5.3.1.2
2回目9×3.6.2.4.5.3.1.2.9
3回目92.4.5.3.1.2.9
4回目6×2.4.5.3.1.2.9.6
5回目65.3.1.2.9.6
6回目81.2.9.6
7回目3×1.2.9.6.3
8回目3×1.2.9.6.3.3
9回目39.6.3.3
10回目9×9.6.3.3.9
11回目9×9.6.3.3.9.9
12回目9×9.6.3.3.9.9.9
13回目153.3.9.9.9
14回目69.9.9
15回目18×9.9.9.18
16回目18×9.9.9.18.18
17回目189.18.18
18回目2718
19回目180
10勝9敗

この場合、ベット額が32以上になった事は一度もなく3連敗という不運等もありつつも比較的簡単に負けを消化できているので、全部足して一度に賭けるよりも2つ減らして1つ増やす。いつか無くなるの法則は有効といってよいでしょう。

まとめ

ヤマノケンヤマノケン

10ユニット法は2in1法の応用で、負けを取り戻すのではなく、目標利益を達成するという考え方の投資法です。

目標利益は最初は資金の10%程が現実的です。※これ以上は危険という意味です。

負けた時の数字は最初の1ユニットの数字よりも大きくなるので長引くとベット額が増えるので注意。

10ユニットをすべて消化する為には、勝ちの数が負けよりも1多くならないといけない。 その為、負けが続き長期戦になりそうな場合は利益が出た段階で1セット終了とするなど臨機応変に対応した方が良い。