Battlepets(バトルペット)とは
バトルペットは、BinanceSmartChain(BSC)上のブロックチェーンゲームです。
BSCとは海外最大の取引所Binanceが展開しているブロックチェーンです。メタマスクの接続の際に重要になってきます。
GameFiと銘打ってDeFiとゲームが融合したものを目指すようです。(参考記事:「【理解できるDeFi】Compoundに資産を預けて稼ぐ方法」)
DEGOやパンケーキのように、「お金を預けて金利を得る。ちなみに得られる通貨は草コイン」という根本は変わらず、預け方として一旦ペットや武器等のNFTに形を変えるものといった所でしょう。 草コインだって多くの人が集まって「これは価値がある」と言っているうちは価値があるのです。
Battlepetsは、現在少しずつ機能を充実中
Battlepetsは、徐々に機能を開放していますがまだ全ての体制が整っていません。
しかし、こういうのは早くに始めた人が得をして後から始めた人が損をしがちです。
ようやく稼ぎのシステムが見えてきたので早めにわかる範囲で記事を更新してみました。
メタマスクでBSCに接続して使用します
まず面倒なのが、メタマスクが使えるのですがBSCネットワーク接続に切り替えなくてはなりません。
もうこの時点でもう結構チンプンカンプンになってしまいますが慣れれば簡単なので頑張ってみましょう。
冒頭でも書きましたが、BSCネットワークというbinance独自のネットワーク上でBattlepetsは動いています。普段私たちがよく使っているのはEthreumメインネットワークなので切り替える必要があるのです。
メリットとしては、ガス代がEthreumメインネットワークとは桁違いに安いです。 DeFiの課題の一つである「結局ガス代を考えたら損した」という事を無くすためにこのようにしている面もあるでしょう。
メタマスクをBSCネットワークに接続させる方法
接続方法は割と簡単で、メタマスク>ネットワーク>カスタムRPCにて、
- Network Name:BSC Network(任意)
- Nwq RPC URL :https://bsc-dataseed1.binance.org/
- ChainID: 56
- Symbol: BNB
- Block Explorer URL: https://bscscan.com
と入力して新しいネットワークを作り接続します。 これ自体はさほど難しくはありませんがもう一つ課題が・・
BNBを購入して送信
1点面倒なのは、Ethreumメインネットワーク上での残高が共有出来ない・移動出来ないという点です。
つまり最初はBSCネットワークに残高が無いのです。 入金する簡単な方法は、
- BinanceのウォレットにETHやBTCを送信
- BNBに両替(コンバート)
- ウォレットから「BEP20 (BSC)」を選択してメタマスクのアドレスに送信
という手順が簡単です。 通貨はBSCネットワークではガス代をBNBで支払うのでBNBが必須です。多分。
↓かなり簡潔に解説をしたので躓いてしまった場合は、
接続方法はメタマスクの記事に
送金方法やBinance自体についてはBinanceの記事を参考にしてみてください。
Battlepetsの遊び方手順
では本題です。 2020年12月15日現在、Battlepetsで出来る遊び方をまとめます。
Battle Petsの大きな仕組み
やっと”仕組み”が分かってきたのでまず解説をします。
ペットや武器は、購入すると購入額に応じたパワーが与えられます。 そして、パワーの90%で換金する事が出来ます。※1
この90%で換金できるという点がポイントで、パワー自体はゲームをする事で増やす事が出来るのです。
ですので、90%で売っても得をするくらいパワーを増やそうというゲームなのです。
例)パワー1000のペットを購入。売ると900PET。パワー1200に育てたら1080で売れて80の利益が出る。
パワーを増やすにはペット(=お金)をゲームに預ける事になるので、銀行的な要素が強い=GameFiというわけです。
※1:換金能力の無いパワーも追加で存在します(WEAPONEを参照)が、まずは理解する為にこのように記載。
※ちなみにBNBで購入する場合とPETやBAKEで購入する場合では安さがかなり異なりました。PETにして購入する方が俄然お得です。
Pet Shopでペットを購入
まずはPetshopにてペットを購入する事が出来ます。3種類から選べますが今の所は影響がありません。(後々対人バトルがあればジャンケンの様な得意・苦手になるのかなとは思います)
ペットにはBattlePowerというものがあってこれが強さです。 購入する金額を自分で決めて、決めた金額の分BattlePowerも大きいという仕組みになっています。
PETという独自通貨が基準になっていて、1BattlePower=1PETです。 ※ちなみに以前はPETでしか買えませんでしたが、BNBやUSDTなどの通貨でも購入が可能となりました。PETやBAKEで買った方がとにかくお得です。
結局のところ、「お金を預けて金利を得よう」「お金をペット(NFT)にしたら親しみやすくない?」というものなのでここでの購入金額は「投資しても良い額」になります。
Forge Weponsで武器を購入
そして、Forge Weponsという所では武器を購入する事が出来ます。(しなくてもOK)
- StakingPowerという数値が強さを表します。 こちらも1PET=1StakingPowerなので分かりやすい。
- ペットに装備させる事が出来ます。 1StakingPower=1BattlePower
- 武器だけ単体でステーキングも出来ます。(後ほど触れます)
- 注意点は、WEAPONEはPET・BAKE・WEAPONEという通貨でしか買えない>>BakerySwapで換金
疑問点としては、後々ペットに武器を装備させて冒険に出すわけですが、
- BattlePower1,000のペット(武器無し)
- BattlePower500のペットに、StakingPower500の武器を装備=1,000BattlePower
で、多分何も変わらないという事です。 なのでどういう配分で買えば良いのか最初は分かりません。
Weaponeのステーキング
ただし、武器は武器単独でステーキングする機能があります。MyWeaponeというメニューが該当します。 武器は買えるけどやる事が無かった時にステーキング(預けて金利を得るみたいな事)しておいたら、Weapone Earnedというのがコツコツ増えていきました。
そしてHarvest(収穫)や、UnstakeをするとWEAPONEという通貨を得る事が出来ました。(メタマスクやBakerySwapで表示されないので最初は所持しているか分からず消えたと思っていました)
WEAPONE(通貨)は、ペットを買ったりBakerySwap等で換金する事が出来ません。 武器を買ったり強化したりという事に使う専門の通貨です。MyWeapones>Upgrade>通貨選択>WEAPONで残高(Balance)を表示させる事が出来ます。
こうなってくると、ペットに持たせた方が得なのか、ステーキングしておいた方が得なのかが分からない。 これがゲーム性の一つなのかもしれません。
ちなみに上の画像がそのヒントになりますが、WEAPONEで武器を買ったり強化をしてもmelt(手放す)した時の価値は増えないと表示されています。 BattlePowerとStakingPowerは上昇させる事が出来るのでステーキングによる上昇率を計算するとWEAPONEをステーキングに出しておいた方がお得という事も考えられます。
ペットを強化する・換金する
先ほど購入・強化した武器はペットに装備させる事が出来ます。 HatやShieldはまだ未実装ですがArmsをクリックすると装備が可能です。 StakingPowerがそのままBattlePowerになります。
その他の要素を解説すると、
- Abandon・・ペットが90%の価格で売れます。(マーケットに出すわけではありません)
- Feed・・フルーツを与えて強化します。(フルーツも1power=1petなので実質、お金の継ぎ足し)
- Experience・・経験値のようですが不明
- Stamina・・敵と戦うと消費します。回復もします。
- PET to get after abandon:Abandonをした時に何PETで売れるかの表示
となります。 フルーツはこの後で解説するSingleBattleで敵に勝つとその敵の敷地に居座って蓄える事が出来ます。
フルーツで強化する画面。1PET=1Powerです。
フルーツを通過で購入して追加しようと思った所、BNBだと何故かとんでもなく損をする事に気づきました。PETかBAKEに一度換金する必要があります。
このフルーツが今の所唯一お金が増えるポイントなので次が大事です。(WEAPONEはバトルパワーが増えるだけで換金に繋がらなかった)
Single Battle(冒険・PvE)
そして先日実装された、Single Battle。 冒険とかクエストとか、ゲームに詳しい人だとPvE(プレイヤーVS環境environment)といういわゆる対コンピューター相手のバトルです。 やっとゲームっぽくなってきました。
SingleBattleは、自分の身の丈に合ったBattlePowerの敵にバトルを仕掛けて、勝てばその敵がいた土地に入り浸ってフルーツをご馳走になるといった所でしょうか。盗賊をイメージすると理解しやすいでしょう。
- バトルは確認ボタンを押したら「勝ち。ステーキングする?」「負け」と出るだけです。1ミリも面白くはありません。
- 1から順じゃなくてもどこでも戦えます。
- 負けるとスタミナを消費します。(時間で回復)
- 勝敗判定の基準はわかりません。同じくらいのバトルポイントで勝負すればよいのかと思います。
- 勝つと、その場を占領(ステーキング)してどんどんフルーツをご馳走になる事が出来ます。
- 1度倒した敵の住処はいつでもステーキング出来ます(別のペットだと再バトル)
- ステーキング中のペットはMyPetに表示されませんし、他の場所でバトルも出来ません。イメージとしては入り浸ってフルーツを食べて強くなったらさあ次の敵へ挑もうといった所でしょうか。
- ステーキングせずに、弱い所を片っ端からバトルを挑む事も出来ます。ただ、経験値的なのが増えるのかと思ったら増えず意味がありませんでした。
おそらく良いフルーツが沢山収穫できる土地は、強い敵が守っているのでしょう。 StakingPowerと見えない土地のパワー?で、左上のFRUIT Earnedの増え方も変わるのだと思います。 これは時間と共に徐々に増えていくものなので「預入れして金利を得る」状態です。これぞDeFiです。
強化の手順は、
フルーツを「Harvest(収穫)」>ペットをUnstake>MyPets>Feed>FURUITの数値が増えているので、フルーツを食べさせる>ペットのパワーが増える>またステーキングしにいく
この繰り返しでPETという通貨は錬金術のように増え続けるという仕組みです。
※フルーツ(FURUIT)はWEAPONEと違いPET to get after abandonの数値も上がるのです。
以上の解説で、なぜ稼げるという事に繋がるのか?どういうものなのか?が分かったと思います。
この手のDeFiすべてに共通する事は、PETという通貨の価値が無くなれば損をするという事です。ゲーム(DeFi)が盛り上がっているか?盛り下がっているか?で決まるのでゲーム性を持たせてみようと作られたのがBattlePetsなのだと思います。
また実際にプレイした結果も更新します。
PETなどの通貨への両替はBakery swap
ちなみに、BakerySwapとはユニスワップのようなDeFiサービスです。 パンケーキなど大量に増えたバイナンス系のDiFiの一つです。 こちらもBSCネットワークに接続して利用します。
Battlepetsをする上で必要で、PETをBNBやUSTD、ETH等の通貨に換金する時に必要です。 また、WEAPONEはBTCをBAKEという通貨に両替する時に必要なのと、BattlePetsのキャラクター(NFT)を売買するマーケットの役割も果たします。
現在、NFT Supermarketという項目がありBattlePetsのペットやWEAPONEが売っていますが、どれもインチキ価格なので注意しましょう。理想は手放す人はパワーの90%で手放さないといけないので95%で取引をすればWINWINなのと、WEAPONEは販売する側は換金出来ずこれからする人はフルーツを多く仕入れる事が出来るアイテムなのでこちらもWINWINなのです。
注意!収穫したFURUITでフルーツを与えられない
朝、収穫したFURUITを使いペットを一旦Unstakeして強化させようと思ったら、FURUITの残高(Balance)は増えていましたがボタンが押せず与えられませんでした。
PETでも与える事が出来ませんでした。(後にPETでは与えられるようになりました)
少し前は出来たのに・・ここが一番の肝なのでまた出来るようになるとは思いますが待ちの状態です。
ロートマップ(スケジュール)によるとすでに今頃はアリーナバトル、PvP(人対人の戦い)など実装されているはずですが大幅に遅れています。 ステーキングで増えるFURUITの伸びは良いですが現在はそのFURUITの使い道がどこにもない状態です。
まとめておくと現在は、5番以降が機能していません。12/16に運営が提示していた画像ですが、いくつかのFRUITに関するコメントを無視してクリスマスハットの宣伝に費やしています。
ペットに投資した90%しか回収できず、ステーキングでFRUITは増えるもののFRUITを換金できない。 そしてPETの価格が下がってきているので結局稼げないという可能性が高まってきました。
お問い合わせもなくツィッターのコメントにも無視を決め込んでいるのでこのままFRUITが使えるようになるのかどうかも不明です。
トーナメントバトル開始で再熱の兆し
「得られたFRUITが何にも役に立たない」という多くのコメントを無視してこのまま逃走も考えられたBattlepetsに動きがありました。
FRUITは相変わらず使えませんが(※厳密には100得るために膨大なFRUITを必要)、トーナメントバトルというPvP(プレイヤー対プレイヤー)バトルが始まりました。
- FRUIT/DAY・・そのランクの座に座ると得られるFRUIT
- Fighting Power・・戦力
- Pending Harvest FRUIT・・この人が稼いだFRUIT
戦力に応じて戦いを挑み、椅子に座ってFRUITを得るという仕組みです。 戦力に応じてバトルを仕掛けて勝てばその座に就く事が出来ます。 戦力が高い方が必ず勝つわけではありませんがおおよそ戦力に応じてバトルを仕掛けると良いでしょう。
椅子取りゲームのようで気が付くと戻されてステーキング出来ていないのでシンプルにsinglebattleでステーキングしていた方がFRUITが儲かりそうな気もしますが、PvP(対人)の面白さでついついムキになってパワーを蓄えてやり返したくなってしまうという心理が働いて、何気に面白いです。 これは巻き返しそう。
100パワー得るのに153万FRUITだったが改善中
やっとFRUITがあげられると思ったら、100のパワーを与えるのに153万FRUITが必要で残高が足りないと表示されました。この値は異常なので詐欺じゃなければ正常になると思いますが1PET=1FRUITじゃない時点でもう何が何だか・・
※その後、+100で2000FRUITくらいまで下がってきました。 時間がたてば正常になるかもしれません。
PETはBakeryswapのNFTSupermarrketで販売できる
ちなみに、ペットはBakeryswapのNFT Supermarketで販売が可能です。
トーナメントバトルが始まったおかげもあり、Abandonで90%で売るよりもはるかに高い価格で売れました。(ガス代が安いので適当に高めに設定していた)
というのも通貨「PET」がたくさん買えない状態なので、強いペットは現在売り手市場なのです。
また、WEAPONEはバトルパワーになるので、WEAPONEのステーキングで強力な装備をするペットを作っては売るを繰り返す事で稼ぎになるかもしれません。
FRUITがババで、ババをつかもうとするユーザーに向けて商売をするイメージです。 FRUITは後で換金できるようになるかもしれない・・という希望がある限りは成り立つのです。
マーケットで売る手順と計算方法
何か月経っても動きが無く、撤退者も目立つようになったのでPETをマーケットに出しました。
マーケットへの出品方法は、BakertySwap>NFT Spermarkets>Battlepets>My pet>選択して金額を設定
という流れで簡単です。
面倒なのは「いくらで出せばよいのかややこしい」ので計算方法・考え方を記しておきます。
私が出品したのは画像右下のPETです。
- Battlepower:53,306
- PET to get after abandon:16,919
なので、16919×1.111111=約18,949PETで購入をしたペット(武器の価格があればそれも含む)という事になります。
加算されたBattlepowerは、ゲーム内で武器をステーキングする事で無料で得られたものです。
つまり、18,949PET以上で売れれば基本的には稼ぎになります。
(PETの価格推移をメモしていなかった為(チャートも見つからず)、購入時のPETのレートが分からないのが痛恨です・・)
マーケットで売る時の通貨単位はBAKEなので1PETいくらなのか?を調べます。
1PET=0.241854BAKEでしたので、目標の18,949PET×0.241854=4582BAKE以上で売れればOKという事になります。
マーケットでの相場は強気で100,500パワー(aandon0)で20000BAKEという方を基準にこちらも強気の9800BAKEとしました。
ちなみに、1BAKE=0.00150234BNBで、1BNB=$50.5463 なので、9800BAKE=$744.1=約74,000円です。
そんなにお金をかけた記憶が無いので、吹っ掛けすぎで売れないかもしれませんがETHメインネットワークと違い、ガス代が安いので気軽にまた値段を変更することが出来ます。
ちなみにBAKEの価格はかなり上昇しています。