ヤマノケンヤマノケン

国内で有名な仮想通貨取引所(販売所)であるcoincheck(コインチェック)に口座開設をしてみました。

これから仮想通貨を買ってみようという方、取引所を探している方や乗り換えをお考えの方向けの記事です。

「コインチェックってどう?」「他と何が違うの?」という点を中心に、国内7社(国外も含めればもっと)に口座開設して比較した筆者が解説します。

coincheck(コインチェック)とは

コインチェック
コインチェックは日本で有数の仮想通貨(暗号資産)を買う事の出来る取引所(販売所)です。

bitFlyerやGMOコイン、DMMコイン等と同類です。

バックはマネックスグループです。 マネックスグループと聞くとその他の三井住友グループであるbitFlyerやCMでおなじみのDMM、GMOに比べるて、あまり耳馴染みが無いかもしれませんが、ソニーなどが出資・オリックス証券を取り込んだ等、大きなグループです。

仮想通貨を購入するうえで、取引所の選択はさほど重要では無く、どこも大して変わらないと私は思っています。それは三菱UFJ銀行を使っているか三井住友銀行を使っているか?と同じくらい「ATMの勝手や手数料などに多少の違いがあるが大きくは変わらない」のと似ていますが、使ってみる事で、フカボリする事で見えてくる多少の違いを情報としてお届けできればと思います。

コインチェックの情報をフカボリ!

コインチェック

コインチェックは、スタートが早かった為、仮想通貨にいち早く目を付けていた人たちからすると、知名度や”経験”があります。取り扱い銘柄が圧倒的に多いメリットと、手数料が何かと高い事がデメリットとして挙げられます。

取り扱い銘柄(現物 仮想通貨の送付手数料 日本円入金手数料
BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XEM、XLM、BAT、OMG、LSK、FCT、MONA、QTUM、IOSTLINK BTC・・0.001 BTC
ETH・・0.01 ETH
等、手数料は高め
770円~3万以上は1018円、50万以上は入金金額×0.11% + 495 円。一言で言えばとても高い
取引ツール 初心者向け指数 暗号資産購入価格
現物取引がメインでレバレッジ取引は不向きか 50点。ウォレットという概念が無いに等しく、大金を預けておき取引を繰り返すスタイルに向いている。 とても高い

取り扱い通貨の種類は国内ナンバー1

コインチェックは、ビットコイン等の仮想通貨を買う時の価格やその後の手数料、すべてが高く初心者向けではありません。

では何故利用する人がいるのでしょう? 「たまたま興味をもった時に名前が知れていたから・目についたから」という方も一定数いると思いますが、もう一つの理由は取り扱い通貨が国内で一番多いという事です。

他の取引所では買えないISOTやテザー等のマニアックなコインを買う事が出来るという強み1本に絞って頑張っているのがコインチェックです。その為、どんどん取り扱い通貨を増やしています。

ビットコインを購入した後は他のコインにも興味をもち、「このコインも分散して買っておこう」という人が多いです。(ポートフォリオとよくいいます) そんな時に「コインチェックでしか取り扱っていない」というような通貨があるという事です。

また、国内でいち早く取り扱いを開始する=専門家が「このコインは将来性がある」と見込んで取り扱いを開始すると信じるなら、コインチェックに口座開設しておけばあまり考えなくても将来有望なコインが買えると解釈できなくもありません。

個人的にはそれでも高い方が損した気持ちになるなとは思います。

仮想通貨を始めるならどこがおすすめ?取引所徹底比較!【国内】2020

↑どのくらい価格差があるのか?等をまとめた比較ページです。

CoinCheck(コインチェック)に口座開設してみた

コインチェック登録

コインチェックに口座開設をしてみました。

本人確認はアプリで行う方法が追加されたので最初からアプリで登録を進めても良いでしょう。

新規登録を押すと「取引アカウント」「決算アカウント」「貸仮想通貨アカウント」とあり、いきなり「ちょっと、何言ってるのか分からない」状態ですが、「取引アカウント」が通常の新規登録です。

新規登録としてメールアドレスで登録するか、FacebookやAppleのアカウントでの登録も可能です。

手順を箇条書きにすると、

  1. 新規登録>取引アカウント
  2. メールアドレスとパスワードを設定して登録(Facebook、Appleのアカウントで登録も可)
  3. メールアドレスに認証URLが送られてくるのでクリック
  4. 本人確認その1として電話番号の認証
  5. 入力した番号へSMSで番号が届くので入力して認証する
  6. ログイン完了

アカウントを作ってログインするまでは簡単に出来ます。 続いて本人確認が済まないと何も出来ないので本人確認へ進みます。

本人確認

コインチェックの本人確認
コインチェックの本人確認は「郵送されるハガキを受け取っていただく必要がございます」とあるので面倒くさい1週間くらいかかる昔ながらのやり方かと思いましたが、bitFlyerやBITMAX等と同じくスマホで画像撮影による本人確認方法が取り入れらていました。

これなら当日中に本人確認が済み、すぐに仮想通貨を購入する事が出来ます。

アプリをダウンロード

コインチェックアプリ

コインチェックのアプリをダウンロードします。 iphoneなどのiOSでもandroidでもどちらでもアプリはあると思います。

携帯で公式サイトにアクセスすると、右下にアプリへのリンクがありました。 もしくはアップルストアで「コインチェック」で検索すればすぐに出てきます。

本人確認手順

本人確認の手順は以下の通りです。

  1. アプリをダウンロード>下メニュー本人確認
  2. 基本情報入力>住居情報>職業など を正確に記入(証明書と同じものを)
  3. 身分証明書を選択(運転免許証・運転経歴証明書・個人番号カード・住民基本台帳カード・パスポート・在留カード・特別永住者証明書)
  4. 指示に沿って撮影します。
  5. 撮影の精度が悪いので何度かやり直します。
  6. 無事終了すると、本人確認書類の提出が完了します。後は待つだけ。

以上となります。

本人確認書類との照合が失敗ばかり

基本的にはbitFlyerなどと同じですが、

コインチェックの本人確認

本人確認の画像認証が何度やっても「本人確認書類との照合に失敗しました。」と出て私は37回やり直しました。 途中、挫折しそうになりましたが記事を書ききらなくてはならないという使命感から何とかやり遂げたといった所で、お年寄りの方や不慣れな方はまず無理でしょう。 何かやり方が間違っていたとかではなく、単純に練習してコツを覚えるしかないので、最初からハガキの方が楽かもしれません。 bitFlyerはびっくりするほど簡単だったのに。

他の取引所の画像認証方法と大きく違う点は、上は顔、下は免許証という二点を遠近感を考慮しながら絶妙な位置にセットしないといけないという点です。 これが非常に難しい。 免許証も手で持つ為、指で隠れてはいけないし困難極まり無いです。

後半はさらにそれをキープしながら上を向いたり左を向いたりします。 照明が照合の邪魔をしていたので途中部屋を移動すると確率が上がってきました。

この段階で面倒くさかったら無理してコインチェックで口座開設をする必要はありません。 bitFlyerやその他の取引所を利用しても良いでしょう。

なんだかんだ言いながらも、本人確認の申請は終わりましたので、引き続き入金して仮想通貨を買って、ウォレットを使ってみて手数料や感想などをまとめたいと思います。

本人確認取れました

およそ3時間後の14:54に本人確認が完了しました。 とてもスピーディーです。

主な手数料をフカボリ

手数料についてフカボリしていきます。

ビットコインの送付手数料・・0.001ETH(bitFlyerは0.004ETH)

イーサリアムの送付手数料・・0.01ETH(bitFlyerは0.005ETH)

入金手数料・・銀行振り込みなら0円。コンビニ支払いだと3万円以内770円~

主な手数料はこの辺でしょうか。

投資家にとって一番はビットコイン等の仮想通貨を購入する際にお得かどうか?でしょうが手数料の幅が広く実際に購入してみないと分からないので後日10万円ずつ購入して比較してみたいと思います。

さて、ブロックチェーンゲームで遊ぶために1万~10万円程の仮想通貨を買う為に口座開設したという場合、初めの入金手数料と、その後ウォレット機能を使って送金する時の手数料が気になる所です。

bitFlyerに比べると、ビットコインの送付は安くイーサリアムの送付は高いので一長一短でした。イーサリアムを使ったゲームが多いのでその場合はコインチェックは分が悪いです。

日本円をコインチェックに入金する場合は、三井住友銀行を使っていない場合はコインチェックの方がお得です。

総評としては、私はイーサリアムの送付が多いのでなるべくイーサリアムの手数料が少ない方が良いなと考えます。一度別のウォレットに移してしまえば大きな問題ではありませんが、イーサリアムなどの仮想通貨をなるべく大量保持せずにその都度購入して使うというようなスタンスの場合は手数料は気にした方が良いでしょう。

コインチェックで国内初IOSTの取り扱い開始

これは他の取引所に勝る大きな一手。

コインチェックはアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産をひくるめた総称)の取り扱い種類が多い点が一番の特徴です。 2020年9月8日からIOSTという仮想通貨の取り扱いを開始するとの事でした。

資産を仮想通貨に変えて値上がりを期待するという投資家目線でIOSTを購入したい人は必然的にコインチェックに走る事になります。

BINANCE(バイナンス)とは?日本人が利用するメリット

これを受けて、BINANCE(バイナンス)等、既にIOSTを取り扱っている海外の取引所で事前に購入しておくというのも一つの手です。