ヤマノケンヤマノケン

2021年5月中旬~BTC及び仮想通貨は絶賛大暴落中でバブル崩壊か・・と言われています。

そんな中、起死回生の希望もしくはこの大暴落の根源とも言える要因の一つとしてBTCのETF承認というものがあります。

ETFて何?という所から初心者でも理解出来る所までは解説してみたいと思います。

BTC及び仮想通貨大暴落で悲壮感

仮想通貨大暴落
2021年5月24日現在、BTCの大暴落は1週間以上続いており悲壮感が漂っています。

アルトコインも軒並み急落を見せてバブル崩壊という文字が皆さんの頭をよぎっているような状況です。

これらの大暴落を語る上で、

  1. BTCのETF承認されれば息を吹き返す
  2. これじゃETF承認なんて出来ない。だから絶望で下がっている

という旨の話題を耳にして何だろう?と思った方もいると思います。

ETF承認とは何なのでしょうか?

ETFとは

ETFとは、Exchange Traded Fundの略で日本語で上場投資信託です。

投資信託というのは、株の詰め合わせセットや金(ゴールド)単体等、何かしらの価格に基づいた金融商品です。

BTCのETF承認とは

  1. 日経平均株価等、”何かしらの価格”と連動させた金融商品
  2. 少額から投資が出来る
  3. 自動積み立て等のオプションもある

等の特徴があります。

  1. 例えば、大手企業の株を平均させた「日経平均株価」と連動した投資信託というものもあります。 これなら何も考えずに「日本がもっと成長するなら買い」という分かりやすい商品となります。
  2. 例えば、ユニクロ(ファーストリテイリング)の株を買いたいと考えても100株からしか買えないので現在だと860万円近くのお金が必要ですが、投資信託なら少額で参加出来るのはメリットです。
  3. ドルコスト平均法等、毎月少しずつ自動で積み立てる事で価格の乱高下に惑わされない投資が出来る仕組みも案内されます。
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ETF(上場投資信託)と普通の投資信託の違いもあるのですが、今回のBTCのETF承認って何?という疑問に関しては深く掘っても仕方ないのでスルーします。
要するに、株や金(ゴールド)と同じようにビットコインも投資信託の仲間に入れてよという事です。

BTCのETF承認とは

ビットコイン

今話題になっている、BTCのETF承認とはアメリカでBTC(ビットコイン)価格に基づいた金融商品(ETF)を認めて欲しいという事です。 どこにお願いしているかというと、SEC(アメリカの市場監視機関(連邦政府機関))です。 日本だと「金融庁」がその役割でしょうか。

意外にも、ビットコインは2017年から申請をしているのにまだ認められていなかったのです。

ETFが承認されるメリット

ただ、既にビットコインを気軽に少額から買う事が出来ている私たちにしてみると「それが何なの?」という感想になると思います。

仮にBTCとETH、XRP等の「主要仮想通貨セット」なんてあったら理解は早いのですが、BTC単体なら1万円もあれば取引所で売買が可能です。

メリットとして掲げられているのは、

  1. より多くの一般の人に広まる
  2. 起爆剤(きっかけ)となる
  3. 機関投資家が投資をしやすくなる
  4. 取引の公平性や透明性が増す(これはよく分からない)

等と言われています。

ETFの承認がされる事で、謎コインが正式に資産として認められるという意味合いは強いと思います。 なにせ2017年からずっと申請をしているのに却下され続けていたのですから効果は絶大です。

あとは、3番の機関投資家が投資をしやすくなるというのもうなずけるもので、例えば実際に日銀がETFを買って日本の経済を支えるという事があります。 特定の企業の株を買うわけにはいきませんがETFならそれが可能なのです。 年金も資産運用をしていますが、BTC現物を買う事は出来ないけれどBTC価格と連動したETFだったら可能という事もあるかもしれません。(知らんけど)

下落にETF承認への絶望感は含まれていないのか

仮想通貨大暴落

先ほどと同じ画像です。 ETF承認に関して例えばGMOコインの解説ではこうあります。

SECはビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)市場は未成熟で、他の金融資産と比べても時価総額も低く、価格操作を受ける可能性があることや、投資家を保護するための法律が整備されていないことなどを理由に、すべての承認を見送りました。しかし、一部のビットコインETFについて再審査を行うとのコメントが出され、最終的な決定が延期されています。

時価総額に関しては上昇したのでETF承認は間近・時間の問題だと言われていました。 その期待上げが2021年前期のバブルには含まれていたと思います。

ここで、価格操作を受ける可能性があるから見送りという点にも注目です。

イーロンマスク砲などと呼ばれる、誰かのツィート一つで価格が乱高下したり各国の規制(今回は中国)に左右されるという事が目に見えてしまうとリスクのある商品とみなされ投資家保護の視点で、ETF承認はまた見送りだ・・と判断して期待した分の下げというものはこの動きに含まれていると思われます。

ほんの少し前までは「ETF承認は時間の問題」と報道されていました。再審査の結果が既に決まっていてETF承認のニュースが流れれば再びBTC及びその他アルトコイン達は元の笑顔を見せるでしょうし、再審査の結果見送りとなれば、さらに下落が待っているわけなのでBTCのETF承認には注目せざるを得ないのです。