

カジノなどで使われる投資法である「ラブシェール法」について解説します。
2in1法の一つのやり方で、内容は10ユニット法とほぼ同じですが、逆ラブシェール法というやり方もあり一般的に広まっている為、別の記事としてご紹介します。
※文献によってはキャンセレーション法(システム)とも呼ばれています。 また、ラブシェール法は逆ラブシェール法の方を指すという場合もあり、混同しています。
ラブシェール法とは
ラブシェール法は紙に書いて数列を消し足りたしたりする、2in1法を用いた投資法です。
主にカジノのルーレットやバカラ等のギャンブルで用いられる賭け方を工夫する方法の一つとして有名です。
ラブシェール法のやり方と考え方
名称 | ラブシェール法 |
---|---|
系統 | 2in1法(紙に数列を書く系) |
適応する配当 | 勝率1/2、2倍の払い戻し |
やり方 | 数列を、「1,2,3,4」としての2in1法。 |
1セット終了時の結果 | 例えば1,000円の利益を目標と設定して「100、200、300、400」とした場合、ちょうど1,000円の利益が得られる。 |
特徴 | 10ユニット法と比べると4という数字が大きいので最初に勝てるかどうかがカギとなる。 |

ラブシェール法は、2in1法を使った手法の一つです。 10ユニット法と同じ事ですが、ラブシェール法の方が手っ取り早く感じます。
ラブシェール法は、「1,2,3,4」と紙に数字を書き、2in1法で数字を消していく方法です。
- 端と端の数字を足してベットします
- 負ければベット額を右端に足します
- 勝てば端と端の数字を消します
- 繰り返せば数字が増えるスピードよりも減るスピードの方が多い為、必ず勝ちます
- 1セット終了で10の利益を得る事が出来ます。
ラブシェール法はなぜ勝てるのか
ラブシェール法が勝てる理由・ロジックは、2in1法で解説した通り、2つの数字を消して1つの数字を足す方法だからです。
数字を全て失くす事が目標なので、確率が1/2なら数字は自ずと消えていきます。
さて、ここからが本題です。 数ある2in1法の中でラブシェール法の特徴は、「1,2,3,4」という数字を使う事です。
1+2+3+4=10である事に意義があります。
例えば、利益目標を10,000円と設定するなら、1,000円、2,000円、3,000円、4,000円という数列にすると、数字が消えた1セット終了時に丁度10,000円の利益を得る事が出来ます。
ギャンブルを遊戯と捉える場合は白熱した方が面白いですが、投資と捉えて利益を増やす事を目的とする場合は計画的になるべく冷静に、熱くならない事が勝利の法則です。 そういった意味でラブシェール法はメリットがあると言えます。

ちなみに、合計数字が10になれば組み合わせは何でも良いという文献もあり、私も何でも良いと思います。 例)2,2,3,3
10ユニット法よりもラブシェール法の方が有利な理由
10ユニット法と比較する場合、数字の数が少ない事が最大のメリットです。
数字を全て消した時の利益は同じなので、数字が4つしかないのと10個もあるのとでは数字が少ない方が俄然有利です。
デメリットは、最初から4という数字を使う為ベット額が大きくなる事です。
負ける条件=ベット額が大きくなって資金が尽きた時なので、最初からベット額が少し大きい点は比較すればデメリットに感じます。
ただし、ルーレットにしろバスタビットにしろ、厳密には1/2ではない勝率の場合、短期決戦の方が有利です。
この点を考慮すると10ユニット法よりも有利と言えるでしょう
ラブシェール法のシミュレーション
回数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 |
---|---|---|---|
1回目 | 1.2.3.4 | 5000 | × |
2回目 | 1,2,3,4,5 | 6000 | ○ |
3回目 | 2,3,4 | 6000 | × |
4回目 | 2,3,4,6 | 8000 | × |
5回目 | 2,3,4,6,8 | 10000 | ○ |
6回目 | 3,4,6 | 9000 | × |
7回目 | 3,4,6,9 | 12000 | × |
8回目 | 3,4,6,9,12 | 15000 | ○ |
9回目 | 4,6,9 | 13000 | × |
10回目 | 4,6,9,13 | 17000 | × |
11回目 | 4,6,9,13,17 | 21000 | ○ |
12回目 | 6,9,13 | 19000 | × |
13回目 | 6,9,13,19 | 25000 | × |
14回目 | 6,9,13,19,25 | 31000 | ○ |
15回目 | 9,13,19 | 28000 | × |
16回目 | 9,13,19.28 | 37000 | × |
17回目 | 9,13,19,28,37 | 36000 | ○ |
18回目 | 13,19,28 | 41000 | × |
19回目 | 13,19,28,41 | 54000 | × |
20回目 | 13,19,28,41,54 | 67000 | ○ |
ラブシェール法のシミュレーションです。 わざと負けるように××○を繰り返してみました。
連続で負けても左の小さい数字が足されるだけなのでたまに勝つというパターンが一番負けに近いです。
勝率を1/3にまで落とすとこのように推移していきます。 10,000円の利益を得る為にベット額が67,000円に膨らんでいてだんだん厳しくなってきます。
もちろん、これは最悪のケースのシミュレーシンです。
一度○がつくと数字が3つになるので連勝すれば数字は1個だけになると考えればとても有効な手といってよいでしょう。
逆ラブシェール法とは
逆ラブシェール法とは、負けた時に両端の数字を消して、勝った時に足すという手法です。
文献によっては、こっちの方法がラブシェール法だという指摘がありました。
回数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 利益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 1.2.3.4 | 5000 | × | -5000 |
2回目 | 2,3 | 5000 | ○ | 0 |
3回目 | 2,3,4 | 6000 | × | -6000 |
4回目 | 3 | 3000 | × | -9000 |
逆ラブシェール法をシミュレーションしてみましたが、数字が無くなる=負けが多いという事で必ずマイナスになります。
ラブシェール法と同じく、
負けたら数字を2つ消す
勝ったら数字を1つ増やす
で、数字は消えていくのでメリットが見えてきません。 もう少し考えてみたいと思います。