駅メモ!Our Railsとは
駅メモ!Our Railsは、
- スマホの位置情報により、実際にその駅に行くと”チェックイン”が出来て記録が残る、駅コレクション要素
- “でんこ”という萌えキャラクターを育てて戦わせるRPG要素・でんこのコレクション要素
- 駅のオーナー(ステーションオーナー)になり、ゲームを盛り上げる立場になってユーザー課金から利益を得る、ブロックチェーンゲームならではの投資的要素
- ユーザー自ら駅を盛り上げることができる「フェア機能」で推しの駅を応援
という、4つの要素から成り立つスマホゲームです。
公式は、ユーザー共同運営型位置ゲームと謡っています。
流行るかどうかは分からないけれど、ブロックチェーンゲーム投資の基本である、「リリースと同時に投資をして人気が出たら儲かる」の法則でいえば、まだリリース前でかつちゃんとお金をかけて作ってある(運営が気合入っている)事からスルー出来ません。
駅を早い段階で買っておく事で後に利益につながるかもしれません。 これは注目するしかないでしょう。
ブロックチェーンゲーム版じゃない方はすでにリリースしていましたが、ブロックチェーンゲーム版である「Our Rails」が2020年8月3日にオープンしました。
駅メモ!Our Railsの遊び方
遊び方を説明します。
- 右下の「check in」ボタンを押すと実際に自分がいる場所の最寄り駅へチェックインが出来る。 基本的にはこれだけのゲームです。実は簡単でシンプルです。
- 「check in」をするとキャラクターの経験値がアップします。 こうしてキャラクターを育てていく要素があります。(同じ駅には4分後にチェックイン出来る)
- 「check in」は複数の駅で出来るので、電車に乗りながらだと駅に着くたびにチェックインボタンを押す事で「check in」が可能です。旅行をすると珍しい駅にチェックインが出来るので楽しい! (チェックインの記録は残るのでコレクション要素も)
- 課金アイテムで、今いる場所”周辺”の駅にも「check in」が出来るアイテムがあります。 例えば新幹線に乗って旅行に出かけた際に、大きな駅でそのアイテムを使えばローカルな駅にもcheck in が可能というわけです。 せっかく来たのだから・・と課金する要素があります。
- 「check in」をするのは「でんこ」と呼ばれる女の子キャラクターで、種類があります。ガチャでは「でんこ」を主に引く事が出来ます。 最初は3人のでんこをセットしておき、(2)のNEXTを押すと別の子に切り替わります。 「check in」をして育てる子を切り替えるイメージです。
以上が、基本的な遊び方です。
要するに、色んな駅にいって「check in」して駅をコレクションして、でんこを育てよう!集めよう!という分かってしまえばシンプルなゲームです。
それらを助ける課金要素が沢山あるよというだけです。
フェアを完全網羅せよ
さて、肝心の「フェア」についてです。 ブロックチェーンゲーム版と通常版の違いはこのフェアがあるか否かなのでとても大事なポイントです。
フェアは正直、とても理解するのが素人には難しいシステムですがなんとなくわかってきたのでフカボリしてみたいと思います。
- 駅のオーナーになるという投資要素(※未実装)=ブロックチェーンゲームの要素
- ユーザーは課金をして好きな駅でフェアを開催する事が出来る。 フェアマスターといいます。(その課金の一部が駅のオーナーに入る)
- ユーザーは近くの駅のフェアを選び、「check in」するとアイテムを得られる(抽選)
フェアについて、ユーザー目線で逆に解説していきます。
フェアに参加するユーザー目線
左下メニュー>真ん中のボタン>右下に出るフェア
で、フェアの画面になります。
フェアの内容は、「駅名」「プレミアムチケットが抽選で1名」「期間」といった要素です。
>参加するフェアを探す で、近くの駅でのフェアを探して参加して、「check in」するとエントリーが完了。 抽選でアイテムがもらえるというメリットしかありません。
フェアマスター目線
さて、重要なのはフェアを開催するユーザー目線です。 開催者は月額500円くらいを支払ってフェアを開催します。ちなみに課金はクレジットや携帯キャリアの自動引き落としです。 PRIME会員のようなイメージです。
課金してフェアを開催するメリットは、
- フェアを開催する時に、「でんこ」を1体派遣できて、経験値を得る事が出来る(結構少ない)
- フェアによって「にぎわい報酬」(アイテム)が得られる(結構シブい)
という2点です。
フェアマスターが得られる「にぎわいポイント」の報酬は現状このようになっています。 私は田園都市線の溝の口駅にてフェアを3回開催して345ptを得ています。
駅によるのかもしれませんが、1か月でラッピングガチャチケっとが1枚ゲット出来れば万々歳くらいかと思われます。
駅メモ!Our Railsをフカボリ!
駅メモ!Our Railsの一番重要な肝は、フェアです。 フェアの仕組みが成功すれば、駅のオーナーが儲かるという仕組みなのでフェアマスターが課金してフェアを開催してくれないとこのゲームは終わります。
もう一度、フェアマスターのメリットをおさらいしてみましょう。
- フェアを開催する時に、「でんこ」を1体派遣できて、経験値を得る事が出来る(結構少ない)
- フェアによって「にぎわい報酬」(アイテム)が得られる(結構シブい)
今の所、どちらもフェアを開催するメリットが薄いです。 これじゃとても月額550円支払ってフェアを開催しようという気にはなりません。
ゲーム人口が増えればどちらも多くなるとは思うので、卵が先か鶏が先かのような話ですがどうなるのでしょうか。 月額自動課金はオイシイのでここを何とか強化すれば投資の未来が開けます。
今の所、経験値もアイテムも通常プレイで獲得出来る・必要な物を直接買う事が出来るものという点が致命的です。 PRIMEじゃないと手に入らないでんこがあるとか、フェアマスターはレーダーが使い放題等のメリットが必要だと体感的には思いました。 (レーダーは実際にプレイするとcheck inの範囲が広がる大変便利なアイテムです。)
今月は無料期間という事でフェアを10日間程開催してみましたが、この分だとほんの少しの経験値と、プレミアムガチャチケット1枚程度で終わってしまうかもしれません。
また、別でブロックチェーンゲームじゃない方のアプリが同時進行でリリースされている事も危険です。 ゲームに必要な課金要素は従来のゲーム通りクレジット決済するものなので、割とこれで成り立つ事は出来そうです。
そうなると、「ブロックチェーンゲームの方は別にいいや」とフェアを盛り上げる努力を相当しないといけないのに力を注いでもらえないのではないかという懸念があります。
投資の基本は人気のない時に買って人気が出たら利益になるというものなので、駅のオーナー制度が始まった時に投資すべきかどうかこれは迷う所です。 月額はオイシイですが、果たしてフェアをやってくれるのかどうか?
決算の報告書や広告記事を見ると明るい未来が待っているように書かれていますが、ユーザーの視点で言えば厳しい状況でしょう。体感としてユーザー数はサービス開始時点を頂点に減り続けている印象です。
アプリ版からWEB版にプラットフォームを丸ごと移行するか、新たなWEB版を作らずに従来のアプリ版にフェア機能を追加するかのいずれかにすべきでした。少なくともユーザーがデータを引き継いでプラットフォームを移動できる機能は必要でした。
いままで苦労して全国をまわって集めた数千駅、時間とお金をかけて育てたキャラクターを手放してイチから再スタートというのはまったく考えられません。つまりユーザーは従来のアプリ版を捨てられません。
ほとんど内容の変わらない2つのゲームをやる意義が見いだせません。通過中の駅エリアが頻繁に変わる山手線などに乗っていると秒単位でアクセスする必要があり、アプリ版とWEB版を切り替えながら両方プレイするのは困難です。
両者の違いと言えばフェア機能とそれに付随するフェアマスターとステーションオーナの仕組みです。お試し期間終了後にフェアの開催が有料化されたのは致し方ないとしても、フェアの賞品が大幅に改悪されてしまったのは納得いきません。ほとんど当選しなくなった(しかもショボい?)賞品目当てに現地まで交通費をかけて出かけてみようという気にはなれません。開催する側にも大した賞品はなく最大の報償は「自己満足」だと言われています。ステーションオーナーを盛り上げてトークンを売りたいなら、ここはケチケチせずにフェアマスターやらなきゃ損だよねって認識されるくらいに大盤振る舞いすべきだとおもうのですが。
さらにフェア以外の部分でも改悪が目立ちます。
電友と呼ばれるフレンドが何か称号を獲得した際にもらえるおすそ分けがもらえなくなりました。フレンドガチャチケットはフレンドからは一切もらえずイベントの景品でしか入手できません。アイテム名はフレンドガチャチケットなのに何かのジョークでしょうか?理解できません。この関係でアプリ版では余りまくっているバッテリーのメインの入手手段がなくなってしまい、バッテリーがまさかの貴重品に。
また、駅奪取という姉妹ゲームを頑張ることでもらえるダッチューの入手手段がなぜかありません。
WEB版にダッチューがいないことで今後のゲーム内のイベントでダッチューやニャッシュが排除されないだろうか心配です。
いちばんの問題は仕様のせいではないのですがプレイ人口が少なすぎるのです。
他のマスターと対戦したり、ときには協力したりしながら進めていくのに誰も来ないのでは話になりません。1日に数回しか来ない訪問客の来客タイミングを逃さないように5分おきに確認作業をするのは心が折れそうです。楽しめない。
為栗駅のトークンは売れ残っちゃいましたね。ゲームのメインの顔でもある為栗メロの由来駅でしたが、乗降客数わずか2人の秘境駅に強気の33万円。トークン販売サイトの説明によれば訪問者数は1ヶ月に16人。フェアが経済的にはでは成立しないレベル。メロに思い入れのあるマスターが採算性度外視で登場することを期待しての価格設定でしょうがさすがに無理です。
前途がおもいやられます。
ユニマの「よくある質問」から
「ユニマ」で購入したNFTを利用したゲーム(ex. アワメモ)のサービスが終了した場合、購入したNFTはどうなるのですか?
ご購入いただいたNFTについては、購入者様のNFTの利用権が残ります。ただし、ゲーム内での使用はできなくなります。
サービス終了で返金などはせず使いみちのない利用権が残るということでしょうか?