ヤマノケンヤマノケン

WYBWYPシステムも、ギャンブル投資法の一つです。

bustabitを使ってビットコイン投資に応用できるのか検証してみたいと思います。

WYBWYPシステムとは

WYBWYPシステムとは「What You Bet is What You Profit」の略だそうです。

what you bet(ベット)と、What you profit(利益)が対になっているので、

利益によってbetが変わるという意味か、どんなベットにするかで、利益が変わる

カッコよく訳せば、「賭け方次第で、利益も変るぜ!」といった所でしょうか。 これは投資法全体に言える事です。

WYBWYPシステムのやり方

WYBWYPシステムのやり方

名称 WYBWYPシステム
系統 負けたらベット額を増やす。 1セット当たりの勝率を高める代わりに負けた時の代償は大きい。
適応する配当 勝率1/3倍率3倍
やり方 負けた時のベット額の推移が、1.1.2.4でここまでで1セット。
1セット終了時の結果 4連敗で-8、もしくは+1,+2,+2,+4いずれかの利益。
特徴 金額的リスクを取り、勝率を増やすタイプですが、勝率が80%程度とさほど高くない分、負けた時の損失もー8という少ない数字となっている。
ヤマノケンヤマノケン

WYBWYPシステムは、マーチンゲール法やココモ法のような究極の投資法では破産してしまう為、

ほどよく勝率を高め、負けが続くならほどよく損切りをして、慎重に利益を得て、程よい所で勝ち逃げをしよう

という、リアリティのある投資法です。 イメージが沸きやすいよう、シミュレーションパターンを次にまとめてみます。

WYBWYPシステム   
ベット額勝利時の利益負けた時の損益計連敗する確率
1回目1+2-166.6%
2回目1+1-244.35%
3回目2+2-429.54%
4回目4+4-819.67%

この表で、WYBWYPシステムを理解する事が出来ます。

4回の勝負中1度でも勝てば勝ち、その確率は約80%です。

何度も続けた場合のシミュレーションはまた後程しますが、1回限りの大勝負と考えると以下のようになります。

例)80万円準備して挑んだ場合、約80%の確率で10万円か20万円か40万円の利益を得る事が出来て、約20%の確率で全額失う。

80%の確率は大きいので挑まれる側の立場になるとやっかいな投資法ですが、挑む側に立つと20%で全額失うリスクは大きいように感じるので、中途半端な印象を現時点では受けるのでbustabitで実践してみたいと思います。

ちなみに、計算ではおよそ5セットに1度-8の損失が出て、4セットは+1,+2,+2,+4の利益を得る事になります。

4セットとも+2なら±0で、+1が多いとトータルで損失が出る、+4があれば利益を得る計算になります。

bustabitで100セット実践

bustabit画面

bustabitで、payoutを3に設定する事で、勝率1/3、ペイアウト倍率3倍という設定でビットコイン投資をする事が出来ます。

WYBWYPシステムを利用して実際に100bit単位で、10セット投資した結果、以下のようになりました。

名称 WYBWYBシステムシミュレーション01
セット単位の勝敗 7勝3敗
収支 -800bit
全ての勝敗 7勝21敗(1:3)
考察 勝ち7に対して負けが21なので、本来は1:2の割合にならないといけない所、運は悪い方だったといえる。

しかし、普通に100bitずつ投資した場合、7×2=1400の利益-2100=-700bitだったので、-100bit分損をしている。

予想通りの勝率で、想定通りの収支です。

短時間で結果が出るので、さらに繰り返してみたいと思います。

名称 WYBWYBシステムシミュレーション02
セット単位の勝敗 8勝2敗
収支 +300bit
全ての勝敗 8勝22敗(1:2.75)
考察 8勝2敗で、プラス収支に。 普通に100bitずつ投資した場合は、+1600-2200=-800bitなのでWYBWYPシステムを使う事で+1,100bitの恩恵を受けている事になる。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション03
セット単位の勝敗 7勝3敗
収支 -900bit
全ての勝敗 7勝21敗(1:3)
考察 7勝21敗なのでまたもや運が悪いパターンでした。 シミュレーション01と同様に普通に投資していれば-700bitだったのでシステムを使う事で-200ほど損をしている。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション04
セット単位の勝敗 8勝2敗
収支 -200bit
全ての勝敗 8勝12敗(1:1.5)
考察 シミュレーション03までは、そもそも勝率が悪かったので勝率の良いサンプルが欲しかった所、8勝12敗なら、基準の割合である(1:2)よりも良い結果が出ている。

この場合、普通に100bitずつ投資していれば+400bitだった所、システムを使う事で-600bit損をしている。

名称 WYBWYBシステムシミュレーション05
セット単位の勝敗 9勝1敗
収支 +800bit
全ての勝敗 9勝6敗(1:0.66)
考察 実際にベットした感覚だと「勝ちまくった」という印象。 4回目まで進んで負けたのは1度だけ。 普通に投資すると18-6=+1200bitだが、システムによって+800となってしまっている。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション06
セット単位の勝敗 7勝3敗
収支 -200bit
全ての勝敗 7勝27敗(1:3.85)
考察 7勝27敗で負けの割合がかなり多く(1:2が正常)、本来は-600bitの所、-200bitと損失は少ない。 4回目で勝つ事が多かった。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション07
セット単位の勝敗 8勝2敗
収支 +100bit
全ての勝敗 8勝18敗(1:2.25)
考察 8勝18敗なので100bitずつの投資で-200bitなので少し得をしている。だから何だという風に思えてきた。 6セットまで勝ちが続いたのでこのまま全勝出来ると思ったがやっぱり連敗はすぐ来た。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション08
セット単位の勝敗 8勝2敗
収支 -300bit
全ての勝敗 8勝13敗(1:1.625)
考察 8勝13敗という高い勝率で普通に100bitずつ投資した場合は+300bitになるはずが-300bitという結果に。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション09
セット単位の勝敗 10勝0敗
収支 +21,00bit
全ての勝敗 10勝11敗(1:1.1)
考察 10セット完全勝利が出ました。 個別で見ると11敗しているが、全てセット内で取り返しているので理想的な形です。
名称 WYBWYBシステムシミュレーション10
セット単位の勝敗 6勝4敗
収支 -22,00bit
全ての勝敗 6勝19敗(1:3.16)
考察 最後は10セット中、6セット勝ち、4セットは4連続で負けて-8まで進んだ。 結果-2200の大負け。 9回目の完全勝利があっさり打ち消される結果になった。

100セット実行した結果と考察

結果
100セットの結果 78勝22敗
トータルの収支 1,300bit
1回単位での結果 78勝170敗(1:2.17)

1セットあたりの勝率は80%前後で確率通りの結果となりました。

しかし、10セット以上繰り返すと10回に2回は大負けがやってくるので全く意味がなくなります。

WYBWYPシステムは、80%という高確率での大勝負をして勝ち逃げをする。

という使い方が正しいといってよいでしょう。

WYBWYPシステムまとめ

仕掛ける側としては、800万失うリスクが20%もあると思うと難しく感じますが、仕掛けられる側は、80%もの確率で100万以上も失うのでかなりやられると痛い投資法とも言えます。