バスタビットのオート機能の中にもデフォルトで入っている、ペイアウトマーチンゲール法(Payout Martingale)について解説します。
ペイアウトマーチンゲール(Payout Martingale)とは
ペイアウトマーチンゲール(Payout Martingale)は、倍率を自由に設定できるギャンブルで使える投資法です。
身近な所だと、バスタビット(bustabit)が該当します。
マーチンゲール法を先に理解しておくと、ペイアウトマーチンゲール法を理解しやすくなるので先にお読みください。
名称 | ペイアウトマーチンゲール法 |
---|---|
系統 | 負けたら増やす・資金があれば負けない系 |
対応ギャンブル | 倍率を自由に選べるカジノゲーム(バスタビット) |
やり方 | ベット額は固定で、負けたらペイアウト倍率を+1にして次回ベット |
1セット終了時の結果 | +初回ベット額(固定) |
特徴 | ベット額が増えず長期戦になるので自動設定が推奨。 倍率がどんどん増えていくのでその分勝率がどんどん減っていく為、一度ハマると抜け出せない事もある。 |
ペイアウトマーチンゲール法のシミュレーション
ペイアウトマーチンゲール法のシミュレーションを表にしました。
回数 | ベット額 | 倍率 | 勝った時の利益 | 合計損失 | 収支 | 確率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1回目 | 100円 | 2 | 200円 | 100円 | 100円 | 50% |
2回目 | 100円 | 3 | 300円 | 200円 | 100円 | 33.3% |
3回目 | 100円 | 4 | 400円 | 300円 | 100円 | 25% |
4回目 | 100円 | 5 | 500円 | 400円 | 100円 | 20% |
5回目 | 100円 | 6 | 600円 | 500円 | 100円 | 16.6% |
6回目 | 100円 | 7 | 700円 | 600円 | 100円 | 14.2% |
7回目 | 100円 | 8 | 800円 | 700円 | 100円 | 12.5% |
8回目 | 100円 | 9 | 900円 | 800円 | 100円 | 11.1% |
9回目 | 100円 | 10 | 1000円 | 900円 | 100円 | 10% |
10回目 | 100円 | 11 | 1100円 | 1000円 | 100円 | 9.09% |
11回目 | 100円 | 12 | 1200円 | 1100円 | 100円 | 8.33% |
12回目 | 100円 | 13 | 1300円 | 1200円 | 100円 | 7.69% |
13回目 | 100円 | 14 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 7.14% |
14回目 | 100円 | 15 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 6.66% |
15回目 | 100円 | 16 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 6.25% |
16回目 | 100円 | 17 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 5.88% |
17回目 | 100円 | 18 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 5.55% |
18回目 | 100円 | 19 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 5.26% |
19回目 | 100円 | 20 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 5% |
20回目 | 100円 | 21 | 1400円 | 1300円 | 100円 | 4.76% |
シミュレーションすると一目瞭然で、いくら負けが続いても、1回でも勝てば負けを全て回収できるので、資金があれば負けない手法です。
倍率を自由に増やせるという点で、バスタビットならではの手法といえるでしょう。
注目すべきは、確率の減りが意外と少ないという点では無いでしょうか? 2倍の時は50%の確率が、3倍になると33.333%にまで下がるのでどんどん下がっていくと思いがちですが、徐々に緩やかになっていく事がわかります。
20回まで引っ張ってしまった場合でも、20倍まで倍率が上昇する確率が5%あるというのは一つの発見だと思いました。
しかし、ベット額が増えるよりも、勝つ確率が減っていく方が深みにはまっていく気がします。 ある程度行くともう永遠に勝てなくなってしまう気がします。
ペイアウトマーチンゲール法を実際に試した結果
バスタビットのオート(AUTO)機能に、Payout Martingaleがあります。
AUTO>Payout Martingale>設定はそのまま下にスクロールして緑のボタンクリック
これですぐにペイアウトマーチンゲール法を試す事が出来ます。
設定を、少し変えて1bitから100bitに、そして緑のボタンの横の「simulation Mode」にチェックを入れてテストしてみた所・・
あっという間に70倍まで膨らんでいました。 162,033bitでスタートしましたが155,433bitまで減少・・もう取り返しがつかないような気がします。
バスタビットの魔物(天使)の意味はこれか
「バスタビットとは」の記事で紹介したバスタビットの魔物についてのくだりを思い出しました。 バスタビットは時々ルーレットでいう00のような意味合いで1.0倍(全員負け)という数値がたまに出ます。
それと別で、上記の画像のような12,815倍というような信じられない倍率の数字もたまに出ます。
バスタビットでユーザーがストップする数値はほぼ10倍以内なので、何の意味があるのか?と疑問に思っていましたがペイアウトマーチンゲール法のような攻略をするなら、正に救いの数字であると気づきました。
実際、救われるのでしょうか?
まだペイアウト倍率だけが増え続けており、139,433bitまで減少しました。
運が良く250倍というような数字が出て勝てても、これまでの賭け金を取り戻して+100bitを得るだけなので、少なくとも手動でやる方法では無いという事だけは確かです。
残高の減少スピードは緩やかなのでいつか、ボーナス的な数字が出て取り戻せるのかもしれません。 実際バスタビットをやっていると、とても大きな数字まで進むことが頻繁にあるのでまだ分かりません。
引き続き0になるまで続けてみたいと思います。
先ほどの約30分後、230倍以上にまで膨らんでいた倍率でしたが、なんと助かっていました。 何の意味も無いと思っていた200倍以上の数字もこうして機能していたという事です。 ログ記録はコチラ
カジノではこのような倍率を自由に変える設定が出来るゲームが無いですし、自動でのベットが禁止されている事が多いです。 手動ではとてもやりきれない攻略法なので、バスタビット特有の攻略法といえます。
ペイアウトマーチンゲール法の勝率を考える
ペイアウトマーチンゲール法の勝率について考えてみたいと思います。
1,000回中1回1,000倍が出れば良いという視点で考察
100,000bit所持していて、100bitずつ賭けた場合、こんな考え方が出来ます
- ベット額は変わらないので100,000÷100=1,000回連続で負けるとゲームオーバー(破産)です
- 倍率は1ずつ上昇するので、最大で1,000倍です
- 2倍が出る確率は1/2、3倍なら1/3、1,000倍は1/1000です
- 1,000回繰り返す間に1,000倍が一度でも来れば勝ち(100の利益を得て振り出しに戻る)
どうでしょう?1/1,000の確率で1,000倍が来て、1,000回トライする事が出来るのですからこれこそ一見、論上負けない攻略法のように思える所が面白い。
しかも、例えば500回目の場合は1,000倍である必要がなく、501倍で良いし、1回勝てば100bitずつ増えるのでその分、プレイ回数も増えるのです。
こんな風に説明されると勝てないわけがない! なんて思ってしまいます。
上記は分かりやすく説明していますが、シミュレーションを見ると分かる通り、2回目は3倍の勝負、3回目は倍率4倍での勝負、と常に回数+1倍で勝負をする事になります。 つまり、上記で解説した1/1000も、正確には1/999で、1,000倍(以上)が出るか?となります。
しかし、回数を重ねれば重ねる程、「+1の差」が小さなものとなってきます。
1/100確率での当たりは、100回回しても100%では無い
しかしながら、1/1,000回で当たる確率のものは、1,000回中必ず1回当たるわけではありません。
ガチャの確率論で話題になりましたが、1/100の確率で出る当たりのキャラクターが、100回ガチャを回して出る確率は63.3%程度になります。
こちらの記事の下の方に書いてあります。 意外と少ないのです。
1,000回の場合はどうなるかというと、
約63.2%となります。
1000回中(正確には999回中)、1回でも1,000倍が出れば勝てるのでこの考え方は間違ってはいませんが、例えば500回目では501倍に賭けるので1,000倍が出る必要はないので、違う視点で確率を求めてみます。
最終的に負けになるのは「n回連続で負けたとき」
ペイアウトマーチンゲール法は、このように考える事も出来ます。
- 最初は1/2の確率での普通の勝負
- 負けてもまだチャンス。1/3の確率で勝てば勝ちとする
- また負けてもまだチャンス。1/4の確率で勝てば勝ちとする
- また負けてもまだチャンス。1/5の確率で勝てば勝ちとする
と、チャンスの条件はだんだん減るものの、負けても負けてもチャンスが与えられ続けられると考えると、凄い攻略法のように感じます。
この考え方の場合でも、負ける確率を掛け合わせて、1から引けば勝つ確率を求める事が出来ます。
計算式は、n回勝負できる場合、
1 – 1/2×2/3×3/4×・・・×n/(n+1)
という式になります。 この式は、例えば1/2×2/3の時に1/3となり、×3/4で1/4となり・・と約分する事が出来ますので、
= 1-1/(n+1)になります。
理論上は、例えば100を入力すると1-1/101=1-0.0099=0.9901×100=99.01%勝てるという事になります。
100,000bitの所持金で、100bitずつ取引する場合は、1-0.000999000999000999…=0.999000999000..
%で表すと、99.9000999000%です。0が3つ続くので、99.9%といってよいでしょう。
ただ、これは1セット限りの話なので、2セットするなら負ける確率は2倍になり、自動で繰り返す事でどんどん負ける確率が上がっていく事になります。 高い勝率で小さな利益を得て、回数を重ねると破産の危機が迫ってくるという点ではマーチンゲール法やココモ法と同じです。
ちなみにこの記事を書きながら、500倍以上に膨らんでいて「終わった・・」と思ったら謎の2万倍という競馬でいう万馬券のような数字が出て助かっていました。
こちらは、一時期150,000bit以上にまで増えた後に回し続けた結果、再び1,052倍にまでペイアウト倍率が膨らんでしまった様子です。
1回のベット額は100bitで変わらないので、それまでに勝っていた分続ける事が出来ます。 確率は低いものの、あと512回中一度でも1052~1564倍が来れば負けを取り戻す事が出来ます。
しかし、およそ3時間後に残高が0になってしまいました。
論より証拠。シミュレーション記録を残していきますので、参考にして下さい。
ペイアウトマーチンゲール法の自動設定方法とカスタム
ペイアウトマーチンゲールの設定はそのままデフォルトのままベット額だけ100bitにすると今まで説明した通りの設定になっています。
ペイアウトマーチンゲール法の設定について簡単に解説します。
- bet・・ベット額です。固定です。
- base payout・・最初のペイアウト倍率です。
- stop if payout・・ここまで(ストップする)ペイアウト倍率が増えたら中止するという数値です。
- ON LOSS →Return to base payout・・負けた場合、最初のペイアウト倍率に戻るか?
- ON LOSS →Increase payout by・・負けた場合、ペイアウト倍率を増やす(マイナスも設定可能)か?
- ON WIN →Return to base payout・・勝った場合、最初のペイアウト倍率に戻るか?
- ON WIN →Return to base payout・・勝った場合、ペイアウト倍率を増やす(マイナスも設定可能)か?
- Run Script・・実行ボタン(画像は自動中なので赤くStopStop Scriptとなっている)
- Simulation Mode・・チェックを入れるとビットコイン残高を減らさずに、実際の結果でテストが出来る
一見英語で項目が多くややこしく感じますが、難しくはありません。 これらの設定をカスタムする事で自己流の攻略法を生み出す事も出来ます。
ペイアウトマーチンゲール法のシミュレーション結果をまとめた記事です。お進みください。