ヤマノケンヤマノケン

トレカ(トレーディングカード)の販売が、ついにNFTで登場。時代は変わるのか?

今まで仮想通貨等に全く興味なかった人が急にNFTという単語を突き付けられて戸惑っている方も多いと思いますので超初心者目線でNFTトレカについてフカボリしてみました。

NFTトレカとは

NFTトレカとは
NFTトレカは、株式会社coinbookが10月3日よりサービス開始したブロックチェーン技術を用いたトレーディングカードの販売及びコレクションアプリです。 ブロックチェーンとは?

NFTとは

NFTとは、デジタルデータと考えれば大体OKです。 ネットの拾い画像のように複製が出来るものでは無く、一つ一つにアドレスが割り当て当てられていて、資産価値のあるものです。

ユーザー同士で送信受信が出来ますし、NFTのマーケットで売買する事が出来ます。

普通の画像はスマホの「写真」に保存されてネット等にアップできますが、NFTはNFTを管理するアプリにてコレクションしたり、送受信・売買をするものです。 NFTトレカで得たNFTは、アプリ内で購入して管理(コレクション)します。

ちなみに、イーサリアムという種類の仮想通貨のブロックチェーンで作られているので、イーサリアムで購入(交換)するのが一般的ですが、NFTトレカでは

私自身、コレクション趣味を持っているのでNFTのコレクション・資産としての在り方についてはとても注目しています。 実際、アプリの解説でも「新たな価値」という文句を強調しています。

先日、似たようなサービスを二つ紹介しましたがNFTトレカが一番「コレクションカルチャーとはなんぞや?」を理解して作られていると思いました。

類似サービス

デジタルトレカの販売「VVID」はLINE Blockchain Developersとは無関係?LINEの新サービス

LINEグループが開始した「VVID」も同様にアイドルのトレカを販売するサービスとしてスタートしましたが、ブロックチェーンは無関係なようで、購入したデジタルカードを換金できないという超絶・空前絶後の圧倒的かつ致命的な欠点がありました。

デジタルアート販売のAnique(アニーク)をフカボリ!セル画カルチャーを継承か

デジタルアート販売「アニーク」はアイドルでは無く二次元・アート系をNFTとして販売するサイトです。 ただ運営者がNFTを資産価値としては軽くみており、付加価値としての現物販売に力を入れていおりただアニメファンにグッズを販売しているだけ。 これでは「アニーク」は人気アニメのグッズ販売で利益を得る権利を、NFT販売という名目で営業で勝ち得ているだけに過ぎません。

NFTトレカのはじめ方

NFTトレカは公式サイトが無い、スマホアプリです。 androidは専用のアプリがありますが、iphoneの場合は公式アプリが無く「Go Wallet」というNFTを管理する事が出来る別のアプリを利用する為、敷居が高く感じる人も多いでしょう。 順を追って解説していきます。

アプリをダウンロード

NFTトレカダウンロード

まずは、アプリをダウンロードします。


アプリをダウンロードした後の手順

アプリをダウンロードした後の手順も細かく公式のQ&Aに書かれていたので躓いた方はリンク先を確認してみてください。

androidの場合は専用アプリをダウンロードするので、その後はアプリの手順に従うだけで利用は簡単だと思いますが、厄介なのはiphoneを利用している場合です。 iphoneも専用アプリが今後リリースされるようですが現状はGOWALLETという別の会社のアプリを使ってNFTトレカにアクセスをするという仕組みになっています。

GO WALLETとは 日本製モバイル仮想通貨ウォレットの使い方を完全ガイド

GOWALLETのアプリで準備が出来た後の手順

Go Walletのデフォルト画面

Go Walletは仮想通貨のお財布アプリなので、デフォルトの画面がこのようにイーサリアムという仮想通貨の所持残高と送信・受信する画面です。 NFTトレカ目的で始めた方はなんのこっちゃ?なので左下の「GO」というボタンを押しましょう。

GOwalletの画面

今は目立つ位置にNFTトレカのバナーがあるので分かりやすいですが、時間が経つと埋もれてしまうかもしれません。 GOwalletはブラウザー機能を兼ねた仮想通貨ウォレットなのです。 お財布機能のついたYahoo!トップ画面のようなものなので、ブラウザでNFTトレカを探してクリックします。(埋もれたとしてもコレクションのカテゴリーにあると思います)

NFTトレカの画面

ブラウザのNFTトレカをクリックするとNFTトレカのトップ画面のような所に行きつき、分かりやすいオレンジのGo to NFTトレカというボタンがあるので進みましょう。

NFTトレカの使い方

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NFTトレカは始まったばかりでとてもシンプルです。 基本的にはNFTを購入してコレクションして楽しむものです。この記事ではさらに、購入したNFTを送信したり受信したり、売買マーケットに出したり買ったり・・という所までフカボリできればと思っています。

NFTトレカの購入方法

NFTトレカを買う時は、上のショップのお店のようなアイコンをクリックします。
NFTトレカのアプリ内ページ

商品が並んでいますが売り切れています。(この時点ではまだ1種類しか発売されていませんでした)

NFTトレカ公式ツィッター

NFTトレカの販売方法は、限定商法を取り入れていてTwitterでゲリラ的に「本日20時より「●●」の第三回販売を開始します」といった告知がされます。 公式ツィッターをチェックしましょう。

1回の販売が限定50パックとかなり少ないので即完・即完の連続で、ニュースにもなりました。

NFTトレカ購入画面

時間ちょうどにアクセスすると、【先行Specialパック5枚入り】手をつなぎながら公演を購入する事が出来ました。 私はGoWalletに取引所から予めイーサリアムを預けいれておいたので「ETHで購入申し込み」に進み、認証をするだけでスムーズに購入が出来ました。

ガス代に注意

ガス代

これを機にイーサリアムで決済しようという方は、ガス代(ネットワーク手数料)に注意が必要です。 NFTトレカは5枚で1,000円(税込み1,100円)ですが、手数料が788.60円かかり合計1,910円かかりました。 この感覚は信じられない!仮想通貨なんて何もいい事なし!と思っても仕方がありません。今後どんどん改善されるはずです。

ちなみに、クレジット決済でも確か同じように手数料がかかりました。 ブロックチェーン上に新しくNFTという資産を作ること自体に手数料が発生しているという解釈でしょうか。

この分を考慮してNFTトレカの単価は安くしてあるから仕方なしと考えましょう。

仮想通貨を始めるならどこがおすすめ?取引所徹底比較!【国内】2020

ちなみにイーサリアムを買う為には取引所と呼ばれる例えばbitFlyerやbitbank、TAOTAOなどの日本円を仮想通貨に交換する(取引する)サービスに口座開設をしなくてはなりません。

NFTトレカ及びGOwalletはその手間を省き、クレジットカード決済を可能にしています。

コレクション画面

コレクションは、上のメニューの左のアイコンをクリックします。

NFTトレカコレクション

5枚セットの購入に成功したので、5枚のトーディングカードがざっと並んでいます。 今はまだSKE48のカードしかありませんが、他のジャンルのカード等も出てきたらもっと美しくファイリングできるようになるとは思います。

5枚が固定とあったのが分からないのですが、最初はこのように伏せてありクリックするとどのカードが配布されたか分かるようになっていました。 右上に枚数もあるので何が出るか分からないという要素もあるのでしょうか? その場合は全30種類等出ると思うので見てのお楽しみという演出なだけでしょうか。

NFTとしてのトレーディングカードをフカボリ

NFTトレカの詳細

さて、コレクションして楽しむだけならさほど難しくはないNFTトレカですが、NFTならではの資産としてどう使えるのか?という点の情報はとても少ないです。

早速、購入したトレカをクリックした所、詳細が記載されているものの「このカードを送信する」や「販売する」といったリンクは見当たりませんでした。

GOwalletのウォレット

下のメニューのウォレット>上カテゴリーをコレクション

にて、所持しているNFT一覧が表示されるのですが、NFTexというカテゴリーで購入したNFTトレカが並んでいました。

NFTの売り方

クリックすると、「NFTexで開く」「Opensea.ioで開く」の2択でNFTexで開くをクリックしても反応なし。

openseaで売る

Openseaで開くと、Sellというボタンがあり販売は出来そうでした。 海外サイトでビジュアルも出ていない事から高く買い手がつくとは思えないのでもう少し準備が整うのを待った方が良いでしょう。

ちなみに、ウォレット>トークンタブでスライドしていくとNFTex(NTX)を5NTX所持しているという風にも記録されていてこちらもまだ送受信が出来ません。(どのカードを送信するかという選択も出来ないのでこちらはあくまでも所持しているという記録だけなのかもしれません)

という事で、現状はNFTといえど誰かと交換したり売買したりという事は実質まだ実装されていません。今後の展開を待ちましょう。

まとめ

NFTといえど現状はまだ友達同士での交換も出来ませんし手数料も高いしで、リアルのトレカと比べると劣る点ばかりですがこの文言は見逃せません。

あの日、君がかけた情熱は新たな価値に

ブロックチェーンに刻まれたカード(NFT)で新たなコレクション体験を!

今の所はまだ新たな価値としては確立されておらず、NFTしての新たなコレクション体験もまだ出来ていないのでこれからです。

そもそも、トレーディングカードなのにトレーディング出来ないという頓珍漢な事があるわけがありません。

今後がとても楽しみです。 NFTカードが交換出来たり売買できるようになったらまたこのページを更新します。