
ブロックチェーンゲームを始めようとした時に、いきなり「MetaMask(メタマスク)」へのログインを即されて何の事だか分からないという事がよくありました。 メタマスクはウォレットの一つですが、そもそも最初は「ウォレット」自体が何の事か分かりませんでした。
私はこの「MetaMask(メタマスク)」のくだりで「ブロックチェーンゲームって面倒くさいな」と思ったので初心者にとっては鬼門だと思います。
しかし、仮想通貨を利用するうえでウォレットの使用は必要不可欠です。
このページでは、初心者向けにMetaMask(メタマスク)の使い方をガイドします。
MetaMask(メタマスク)とは
MetaMask(メタマスク)は、ブラウザー型のウォレットです。
ウォレットとは、所持している仮想通貨を管理して出し入れする自身の財布の事です。
ゲームセンターで遊ぶ為に、お金を銀行から降ろして財布に入れておき様々なゲームでその都度財布からお金を出して遊ぶのと同様、ブロックチェーンゲームで遊ぶ為に取引所から仮想通貨をウォレットに入れて遊びます。
ちなみにメタマスクは、イーサリアム(ETH)専用のウォレットになります。 ブロックチェーンゲームの多くがイーサリアムのブロックチェーン上で生成されており、ゲームで課金する為に作られたウォレットといっても良いでしょう。
メタマスク自体に仮想通貨を保管しているわけでは無い
ウォレットを理解するうえで勘違いしやすいのは、ウォレットアプリそのもののデータベースで資産を管理しているわけでは無いという事です。
例えば、貴方が5ETHを持っているという事実はETHネットワークで保管されています。アドレスと秘密鍵が資産の証明です。
つまり、もし利用していたウォレットが急に使えなくなったとしても、他のウォレットで秘密鍵をインポート(入力)すれば5ETHは消えずに表示させて使うことが出来ます。
そう考えると、秘密鍵をまずメモしておくという事がどれほど大切か、そして人に絶対教えてはいけないものなのかが身に染みてわかると思います。
ブラウザー型ウォレットとは
ブラウザー型ウォレットとは、ブラウザーの機能拡張として利用するウォレットです。 こう書くとまだ難しいと思うのでまずは実際、どのように利用するのかを画像で学びましょう。
上の画面に映っているのはブロックチェーンゲームの一つです。 有料のメダルが販売されており、例えば、0.008ETH(イーサリアム)分のメダルを購入しようとクリックすると、MetaMaskが画面右上にポンと立ち上がりお会計の画面になります。
事前に私は自分のchromeというブラウザーに、MetaMaskという機能拡張を導入しており、ETH(イーサリアム)を入金しているので、このまま確認ボタンを押すと支払いが行われます。
メリットは、ゲームとウォレット(財布)が連動しているので決算がスムーズという点と、ゲーム内にETH(イーサリアム)を入金(デポジット)しておくのではなく、その都度自分で管理しているウォレット(財布)から引き出しが出来るという点の2点です。
ブラウザーとは、インターネットエクスプローラー(IE)やファイヤーフォックス、googleのchromeなど、WEBサイトを閲覧するためにみんなが使っているアプリです。
機能拡張とは、ブラウザーをより便利に使うためのプラグイン・・なんというかオプション、パワーアップアイテムのようなものです。
MetaMaskはPCならchrome,FireFoxにしか対応していないのでパソコン標準のインターネットエクスプローラーを使っている方はさらにまずブラウザーをインストールする所から始めなくてはなりません。
つまり、ブロックチェーンゲームは、当初ブラウザーはchromeかFireFoxを使い、かつ機能拡張でMetaMaskを導入している事を前提にリリースされていたので初心者にはとても敷居が高く感じたものです。
MetaMask導入方法
chromeで導入してみます。 基本的には手順に従うだけですが、私は数か月前にiphoneにどうしても導入が出来ませんでしたが当時はβ版とあったので、今は改善されているかもしれません。
まずは、MetaMaskのダウンロードページにいきましょう。
- ダウンロードボタンを押すと、ブラウザの機能拡張画面へ飛びますので追加をします。
- MetaMaskへようこそ(現在はベータ版)Get startをクリック
- 既に持っているか?それとも新しく作るか?の選択で「create a wallet」
- 確認事項はとりあえずYESで進む
- パスワードの設定(自分で決める)
- 秘密の暗号的なものが表示されるのでメモしておきます。(petとかzeburaとか文字の羅列) 財布のカギのようなものです。 きちんとメモ帳やエクセルなどに書いて大事なフォルダに保管しておきましょう。
次へ進むと、先ほどの暗号をちゃんとメモしたか確認の画面になります。ワードは下に出ているので順番にクリックしていきます。- Congratulations!と出れば完了です。
- 続いて入金をします
以上が導入の手順です。 手順はどんどん変わっていくのでこの通りでは無い可能性もありますが、何よりも手順に沿っていけば躓かないように改善されていくはずです。
MetaMaskの使い方(入金)
MetaMaskはウォレット(財布)なので、まずはお金を入れる所からスタートです。
ゲームを無課金で楽しみたいがアカウントを作るのにウォレットが必要だったという方は、すでにイーサリアムネットワーク上でのアカウントを持っている事になるのでそのままゲームの方へ進んでも良いでしょう。 上の画像でチラっと見える、0xA060~~~という数列が私に今割り振られたアカウントID(のようなもので、イーサリアムアドレスといった方が伝わりやすいです)になります。
取引所で口座開設をしてイーサリアムの所持をしている必要がある
BUYボタン>Etherを直接入金(アカウントを見る)ボタンをクリック
入金用のイーサリアムアドレスが表示されますので、取引所のウォレットや自身が管理するウォレットアプリ等で入金をします。
ブロックチェーンゲームが入り口だった方はこの時点で「え?イーサリアムなんて持ってないけど?」と躓く可能性もあります。
MetaMaskには、クレジットカードでイーサリアムを直接購入するという選択肢もありますが、日本からは金融庁からの圧力により購入する事が出来なくなっています。
つまり、おさらいするとMetaMask必須のNFTマーケットやブロックチェーンゲームの場合、
銀行口座>取引所>MetaMask(ウォレット)>ゲーム課金
という流れになります。 取引所にはウォレット機能がついているのでこの記載になりますが、厳密には
銀行口座>取引所>ウォレット>MetaMask(ゲーム連動ウォレット)>ゲーム課金
という流れなので、初心者にとって敷居が高く分かりづらいのは当然です。
クレジットカードでイーサリアムを直接購入する事が出来ない
Buy ETH with Wyreより進むと、クレジットカードでイーサリアムを直接購入できるような画面に進みますが、次の画面でCountryの選択肢に日本が含まれない為、決算をする事が出来ません。
MetaMask(メタマスク)の使い方(送金)
先ほどと同じ画面ですが、ゲームと連動しているので購入ボタンをクリックするとブラウザの小窓が立ち上がり、決算画面になります。 確認ボタンを押すだけです。
時々、無料のアイテムを受け取る時もMetaMask(メタマスク)が立ち上がり、0円の決算をするという手続きを取る場合があります。
ウォレットアプリのように、「送信」ボタンを押してイーサリアムアドレスをペーストして送信する事も出来ます。 この小画面の出し方はブラウザーによりますが、大体、右上の方に小さいアイコンがあるか、もしくは「その他一覧アイコン」の中に含まれているかなので、ブラウザーの右上のどこかを探してみましょう。
秘密鍵とシードフレーズを必ず控えておこう
ややこしいのが、シードフレーズと秘密鍵の違いです。
- シードフレーズ(単語の組み合わせ)は、メタマスクそのものの秘密フレーズです。
- 秘密鍵は、1つのアドレスに1つある秘密鍵で他のウォレットにインポートする時などに使う鍵です。
それぞれの控え方は、メタマスクのバージョンによって変わっていきますが
- シードフレーズ・・マイアカウント(右上のアイコン)>設定>セキュリティとプライバシー>シードフレーズを表示
- 秘密鍵・・アカウント画面>入金>アカウントを表示>秘密鍵のエクスポート
です。 これさえ控えておけばPCが壊れても仮想通貨は無くなりません。
逆にこれらが無くなると仮想通貨を取り戻す方法がありませんので必ず控えておかなくてはなりません。
メタマスクのカスタム
その他、知っておくと便利な使い方を挙げておきます。
アカウントを追加する
MetaMask(メタマスク)では複数のアカウントを作る事が出来ます。メリットとしては資金管理を分けたいとか、家族で同じパソコンを使っている場合等に役立つでしょう。
一度生成すると削除は出来ないようですが名称は変更が可能です。(アカウントメニュー>アカウント詳細>名前横の鉛筆マーク)
アカウントのインポート
Go Walletなど、別のウォレットの秘密鍵を入力する事でこれまでGo Walletで管理していた資金やNFTなどを利用することが出来ます。
資金を移動するわけでは無く、データはどちらのアプリでも反映されます。
日本円で表示する
日本円での表示も可能です。
左上アイコン>設定>General>Currency ConversionをJPYに>Primary Currencyを日本円にすると上記のような表記で、ETHにチェックを入れると大きさの上下が逆になります。
獲得したNFTの管理(COLLECTIBLES)について
ゲームで獲得したり購入したNFT(価値のあるゲームアイテム)は他の誰かと送受信したりマーケットで売買出来るのがブロックチェーンゲームの一番の魅力です。
※Axie(アクシー)等の海外ブロックチェーンゲームはアイテムを管理しているウォレットを接続して遊ぶので分かりやすいですが、国産のブロックチェーンゲームの場合はゲーム内で管理されていてウォレットに移動させるという1手間が必要です。
さて、PCのメタマスクの場合、ウォレットで管理されているはずのNFTはいったいどこにあるのか?と最初は混乱します。
モバイルのメタマスクの場合はこのようにTOKENSとCOLLECTIBLESにタブが分かれていて、TOKENSは所持している仮想通貨一覧、COLLECTIBLESでは所持しているNFTの一覧を表示してくれますが、PC版では表示されません。
PCの場合は、例えばopensea等のマーケットに接続>右上のアイコン>マイページに所持しているNFTが一覧で表示されます。 >>Opensea
メタマスクをモバイル(iphone)でも使っています
iphoneで使っているメタマスクの記事です。
トークンスワップ機能を新たに追加
MetaMask(メタマスク)がトークンスワップ機能を新たに追加したとの事でした。(現在はファイヤーフォックスというブラウザでの機能拡張のみで有効)
トークンスワップ機能とは、仮想通貨同士の両替の事でUniswapと同じような事です。
ネットワークの設定について
右上の丸いアイコン>設定>ネットワークで接続するネットワークを選択する事が出来ます。
基本的に使う事のない専門的な項目だと思っていましたが利用する機会があったのでご紹介します。
BSCネットワークで接続する方法
BattlePetsというDeFiとゲームが融合したゲームで遊ぼうと思い、ペットを購入する画面にいったのですがペットが販売されていないのです。 他の方は右の画面でペットが購入できるのになぜだ・・と思ったら、
BSCネットワークで接続していないといけない
という事でした。 BSCとは海外大手取引所であるBinanceが提供する「Binance Smart Chain」というまた別のブロックチェーンです。 普段使っているイーサリアム上の世界とはまた別の世界が出来て、BattlePetsはそこでプレイ出来るという事なのです。
別の世界と書きましたが、プライベートチェーンといいイーサリアムネットワークの中に個人的・閉鎖的なブロックチェーンを生み出したという方が正しいです。
ではメタマスクをBSCネットワークに接続して使用するにはどうしたらよいのか? というと、
一番下の「ネットワーク追加」もしくは(Custom RPC)で新たに設定をします。
https://docs.binance.org/smart-chain/wallet/metamask.html
バイナンスのページにガイドがあり、重要な点を抜き取ると、設定方法は
Mainnet
- Network Name:BSC Network(任意)
- Nwq RPC URL :https://bsc-dataseed1.binance.org/
- ChainID: 56
- Symbol: BNB
- Block Explorer URL: https://bscscan.com
となります。 これでBSCネットワークへの切り替えて再度BattlePetsにアクセスをしたら無事ペットを購入する画面にたどり着きました。
BattlePets及びBSCネットワークに限らず、今後様々な新しいネットワーク接続が必要になる場面があるかもしれませんので参考にして下さい。
ちなみにイーサリアムネットワークで所有していたコインをBSCネットワークに移動する事がメタマスクだけでは出来ずバイナンスでBNBを購入して送信するという手順が必要でした。
翌日、BSCネットワーク接続エラーのようになり混乱しましたが夜に接続したらまた接続が出来ました。 一時的にChain IDを0x38にしたら接続が出来てまた戻したからかもしれません。
スワップ機能が追加されました(SWAP=両替)
2020年11月6日にスワップ(両替)機能が追加されました。今までUniswapに接続して両替をするのがセオリーでしたがますます便利になります。(現在はPCのファイヤーフォックス版のみ) ※手数料は普通にかかります。
ユニスワップのようにメタマスク自身がDeFi(DEX)となり流動性の提供を受け付けてくれればつぎ込みたいと思いましたがUniswap等のアイコンがあるので提携しているDeFiと連動しているだけなのかもしれません。
MetaMask(メタマスク)まとめ

簡単なだけにフカボリする事は特にありませんでしたので、最後にまとめておきます。
- MetaMask(メタマスク)は、ウォレットである。
- 仮想通貨で決算をする為には必要不可欠なもので、METAMASK(メタマスク)は世界中で使われるウォレットである。
- NFTマーケットやブロックチェーンゲームは、接続できるウォレットが決まっており、メタマスク対応のサービスが多い。
- PCの場合はchorome、FireFoxにて使用可能なブラウザの機能拡張である。 iphoneとandroidもアプリがある。
- イーサリアムネットワークのウォレットである。
- MetaMask(メタマスク)は海外製。 ちなみに海外の人はMetaMask(メタマスク)にてクレジットカードでイーサリアムを直接購入する事が出来ますが、日本は規制があり買う事が出来ません。
- ウォレットそのものにお金を保管しているわけでは無いのでPCが壊れても大丈夫。 秘密鍵は控えておこう。
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