バスタビットのようなカジノゲームで仮想通貨を稼ぐのはどなたでもイメージ出来ると思いますが、コレクション系のゲームや、RPGゲームやカードゲーム等、いわゆる”普通のゲーム”でも仮想通貨を稼ぐ事は可能です。
このページではブロックチェーンゲームで仮想通貨を稼ぐ方法をすべて網羅していきたいと思います。(随時更新)
ブロックチェーンゲームの種類は大きく3パターン
ブロックチェーンゲームとは?でも解説しましたが、ブロックチェーンゲームと従来のインターネットゲームにシステム的な違いは実はありません。
唯一の違いであり特徴は、ゲーム内課金を仮想通貨で行う事で、それが日本の通貨では無い為、規制がない事から課金したアイテムの売買が可能になっているという事だけです。
なので、難しそうだと怖がらなくても大丈夫です。
従来のように現金で課金をするスマホゲームだと国からの規制が入り課金して得たアイテムを売る事が出来ませんが、仮想通貨を取り扱う事で法規制が無い為、仮想通貨が増えたり減ったり・・という投資性・ギャンブル性を帯びている点が唯一のブロックチェーンゲームの特徴かつ魅力といっても過言ではありません(今リリースされているゲームを見る限り)。
現在リリースされているブロックチェーンゲームは3つの種類に分ける事が出来ます。
- カジノ系(例:bustabit、タイムプッシャー等)
- コレクション系(例:cyriptpunks、クリプトキティ、クリプ豚等)
- 普通のゲーム系(例:My Crypto Heroes、クリプトスペルズ等)
カジノ系は言うまでもなくビットコインを増やす事だけを目的とした単純なカジノゲームです。オンラインカジノの仮想通貨版のようなもので実際に大きな利益を挙げている人も沢山います。
コレクション系のゲームは、本来何の価値もないイラストデータに付加価値をつけユーザーで価値観を共有する事で値上がりが起こり、売買を楽しむというものです。
普通のゲーム系は、My Crypto Heroesやクリプトスペルズ、コントラクトサーヴァント等、RPG(ロールプレイング)やTCG(トレーディングカードゲーム)ゲームです。スマホのソーシャルゲームといわれてきたゲームと特に変わりはないので普通のゲーム系と分類してよいでしょう。 スマホゲームでは禁止されているアイテムの売買が、ブロックチェーンゲームと謡う事で可能になっています。
いずれも儲かる・稼げる要素があるので各ゲームでの稼ぎ方をまとめます。
カジノゲームで仮想通貨を稼ぐ
ブロックチェーンゲームで仮想通貨を稼ぐ方法として一番簡単なのはカジノタイプのゲームで遊ぶ事です。
上の画面はNanogames(サイト名)のHASHDICEというゲームです。
仮想通貨をベットして、当たれば約2倍(1.98倍)になるというゲームなので、例えば10万円分のビットコインを賭けて当たれば1/2の確率で数秒で10万円が稼げてしまいます。(ただし負ければ10万円を失います)
カジノ系で爆発的に人気が出たのがbustabitという海外のゲーム。一度にそんなに稼げなくていいから、負ける確率を減らす(例:98%の確率で勝てる)等の戦略が自由に立てられます。
これらはクラッシュ系のゲームと呼ばれ沢山のゲームがリリースされています。
他にも、直接的に仮想通貨を稼げるゲームがあれば追加していきたいと思います。
※現状はクラッシュ系以外ではあまり見かけませんがそのうちスロットや、仮想通貨によるオンライン賭け麻雀なども出てくると思います。
賭博罪に関しては常にグレーゾーンとされています。 10年以上の歴史があるオンラインカジノは海外でライセンスを取ってしっかり運営されているものの、ずっとグレーのままです。 現金を取り扱うオンラインカジノもグレーのまま今でも運営されていますので、仮想通貨を使ったゲーム(実質オンラインカジノ)はより一層法整備が全く出来ていない為、真っ白とは言えませんがグレーのまま展開されていくのではないかと思われます。
コレクション系のゲームで仮想通貨を稼ぐ
コレクション系のゲームは、難易度が高いです。
例えば上の画像は海外で大ヒット中のCryptoPunksというゲームです。
ゲームといっても単純にこのドット絵を買ってコレクションするだけでゲーム要素が一切ありません。 ピカソやゴッホに代表される”絵画コレクター”と同じ趣味といってよいでしょう。
ただ集めて可愛い・自己満足というよりは、「売れる事を前提」に購入し、絵画と同じような”資産”として蓄えておくといった考え方が強いと分析します。
Cryptopunksは完全にコレクションするだけのシンプルなものでしたが、その前にヒットしたクリプトキティはネコとネコをかけ合わせる事で珍しいネコが生まれるかもしれないという運の要素があります。
どちらにしても、売買するアイテム(NTFといいます)は単なる絵柄だけで実用性は何もないという点がコレクション系というくくりにした理由です。
コレクション系のゲームでの稼ぎ方
コレクション系のブロックチェーンゲームにおける稼ぎ方を書き出します。
- リリースと早い段階に始めて、安くアイテム(NFT)を仕入れ(買い付け)ておき人気が出て高くなったら売る
- 相場を把握しておくと、無知な人がレアアイテムを安く設定していることがあるので、買い叩いて高く売る
- アイテムを掛け合わせて新しいアイテムを生み出す等、ゲームによっては運が良く高く売れるアイテムが手に入ったり、時間をかけて育てる事で(時間を短縮したい人に)高く売れる事もある。
- ゲームによっては低かった価値が高くなるものもある。(例:後にレアキャラクターを配合する材料として採用された等)
コレクションの世界は情報をどれだけ持っているか?どれくらい相場を知っているか?にかかっているので、海外の、しかも後から知ったコレクション系ゲームで利益を出すのは相当難易度が高いのではないかと思います。
リリース情報を事前に仕入れておき、オープンと同時に始める事で稼ぐ事は出来るかもしれないので、ブロックチェーンゲームがオープンしたらとりあえずNFTを買い漁るという転売屋も存在します。
ただし、その後誰も見向きもしなければ何の価値も無いものを買ってしまった事になるので、そのゲームが当たるのか?当たらないのか?のギャンブルになります。 成長するか倒産するか分からない新しい企業の株を買うような感覚でしょうか。
日本のゲームの場合は企業名にも知見があるので今後のリリースは要チェックです。
電子アートコレクションが絵画に代わるかもしれない
ちなみに、より絵画の概念に近い「電子アート作品」の売買が盛んになってきました。 こういうのが流行るともうコレクション系のゲームはリリースされないのでは?とも思います。
これぞ正にコレクション系の投資と言ってよいでしょう。
今のうちに買っておく事で価値が上がるかもしれませんし、日本のアーティストの方がどんどん参戦したら面白い事になるのではないでしょうか?
RPG等のブロックチェーンゲームで仮想通貨を稼ぐ方法
さて、RPGなどのブロックチェーンゲームで仮想通貨を稼ぐ方法を研究してみましょう。
例えば「クリプトスペルズ」はTCG(トレーディングカードゲーム)です。 古くはMagic(マジック)というアメリカのカードゲームが流行り、日本では「遊戯王」のカードゲームが今でも人気です。
「Magic」や「遊戯王」等のカードは今でもヤフオクやカードの売買専門ショップで売買されているように、「クリプトスペルズ」のカード(データ)も売買されています。 ソーシャルゲームでは全面禁止されましたが仮想通貨・ブロックチェーンゲームでは許されているのでユーザーが流れてくる可能性があります。
NFTと普通のアイテムの違い
さて、この記事で実は一番伝えたかったのがNFTとは一体何なのか? という事です。
NFTとは、”イーサリアムのブロックチェーン上で生成された売買可能なアイテムやキャラクター”を指します。 例えば今後別の仮想通貨上のブロックチェーンゲームが誕生した場合、同じ「ゲームのアイテム(トークンやアセットとも呼ばれます)」という意味でも呼び名が変わるので注意です。
私は「クリプトスペルズ」でイーサリアムで(正確にはSPLというゲーム内通貨に換金して)購入したカードが売買できず混乱した事があります。
ブロックチェーンゲームの中でも「分かりやすさ・初心者向け」に作られている「エグリプト(Eggript)」が非常に分かりやすかったので解説します。 エグリプトはエッグ(卵)から孵化したモンスターでパーティーを組みステージをクリアしていくRPGゲームです。 組み合わせる事で別の生物になったり進化したりという要素は今の所なく単純なゲームです。
上記の画面は私のモンスターBOX(所持しているモンスター一覧)です。
この中には、NFTはありません。 無料で始めて無料で集める事の出来るモンスターばかりなので売買が出来ません。
この章の冒頭で「私はクリプトスペルズで課金したのにアイテムが売れなかった」と書きましたが、私が買ったのは「ブロンズカード」という比較的安値のカードでNFTでは無いランクの低いカードだったのです。
理解するヒントは無限に出現するという点にあります。
エグリプト(Eggript)では、沢山モンスターが出現しますが、レアモンスター(レアモン)というものが存在します。
レアモンの入手方法は今の所2通りです。(イベント配布や直接の販売などは別途あるとは思います)
- 6時間に1度現れる金の卵を孵化させると低確率でゲット
- クエスト(上級以上やイベント)をクリアすると低確率でゲット(例:0.001162545%)
https://opensea.io/assets?query=eeggrypt
レアモンスターだけはNFTとして売買する事が出来ます。 つまり、同じようなキャラクターでもレアモンスターだけはNFT扱いなので混乱するのです。
ただ、先ほど理解するためのヒントはありました。 NFTの定義は「Non Fungible Token」の略で意味は代替え出来ないトークン(アイテムやキャラクター)を指します。
エグリプトでは、レアモンは発行数が限られており1体1体に他人と取引する為のアドレスが割り振られています。
これが代替え出来ないという定義に該当して、その他のキャラクターは何体でも登場して消費されていくのでNFTとは呼べないのです。
最初から有料でアイテムを買って育てていくようなゲームであれば全てがNFTですべてのアイテムが資産で分かりやすいですが、入り口を広げる為に無料のアイテムで進めつつ、課金アイテムは売買可能なNFTであるというような感覚でしょうか。
そう考えると、売る事の出来るNFTが無料で手に入れる事が出来るエグリプトやクリプトスペルズ等、今日本で展開されているブロックチェーンゲームは凄い! とも言えます。 カジノゲームや投資ゲームのように減るリスク無く仮想通貨を稼げてしまうという事でもあるのです。
NFTはどうやって売買できるのか
もう一つ、理解しなくてはいけない壁があります。 それはゲームで手に入れたNFTはどこで売る事が出来るのか? (または何処で買う事が出来るのか?)という事です。
現状ゲーム内での売買は出来ない(ゲーム内通貨とのトレードが可能なゲームもある)為、ヤフオクやメルカリのような、NFTの売買専門サイトで売買が行われています。
2020年現在は、海外のOpenseaというサイトが主流となっています。 ただでさえイーサリアム(仮想通貨)を使ってややこしいのにすべて英語表記なのでこれはもう専用のページを1ページまとめるしかないボリュームになりそうなのでここでは解説をしません。
しかしながら、NFTは仮想通貨と同じく個々にアドレスを持つトークン(仮想通貨を含めたアイテムの総称)です。 例えば友達のゲームに送信をする事は出来ます。 ですので、ヤフオクやメルカリのようなサイトで販売し、売買が成立したら振込確認後にデータを送信するというやり方で取引は物理的には可能です。
ただ、ユーザーが集まっていないので実際には販売している人もいないし買う人も少ないというのが現実です。 ひょっとしたらヤフオクやメルカリにも今後カテゴリーが出来るかもしれません。
そんな中、日本の「Magi」というトレーディングカードを専門としたフリマアプリでもクリプトスペルズのNFTが販売され始めました。 クリプトスペルズのゲーム内でバナー広告がある事から、買い手もぼちぼちついているようです。
普通に日本円での決済をするので、単にRMT(リアルマネートレード。昔はソーシャルゲームでユーザー同士のアイテム交換が出来たので規制される前は盛んだった)が復活しただけとも言えます。
ただし、買い手が集まる場所でないと売れないのでOpenseaを利用するのがまだ主流のままです。 そのうち日本版が出ると思いますのでそれまで待っていてもよいでしょう。
RPGやTCGゲームで仮想通貨を稼ぐ方法まとめ
コレクション系に通ずるところも多々ありますが、RPG(ロールプレイングゲーム)やTCG(トレーディングカードゲーム)系のゲームで仮想通貨を稼ぐ方法をおさらい・まとめます。
- ゲームを進める事で売る事の出来るアイテム・キャラクター(NFT)をゲットして売る
- 安くアイテム・キャラクター(NFT)を買っておき、高くなったら売る。開始間もないゲームで有効だったり、カードゲームの場合は組み合わせによって後で需要が高まるカードもある。
- 情報をチェックして、イベント等で配布・販売されるアイテム・キャラクター(NFT)を買って高くなったら売る
以上です。
例えばクリプトスペルズでは、期間限定・発行枚数限定で定期的にカードの販売がされています。
理想は、販売時間と同時に購入者が殺到して運よく買えれば高く売れるというような状況ですが、現状は閑古鳥が鳴いています・・ 人気によって価格が変動するのですがスタート値よりも安くなっています。 999枚発行していますが8月4日の期限まで売れ残りそうです。
しかし! これこそが狙い目という視点もあります。 例えば右の「盲目の呪い」。全然人気がありません。安くなっています。 しかし、今後攻撃力が5で防御力が異常に高い強いカードが現れたらこれが便利になって、価値が跳ね上がるかもしれません。 また、今地上波でCMが流れ始めた所なので費用対効果が良ければもっとCMの数が増えて人気が出れば自然と買いそびれたユーザーからの需要が高まるかもしれません。
つまり!これぞ買い時かもしれないのです。 (※買いを推奨するわけではありません。私は買っていません。)
まとめ
まだ広まりつつある段階のブロックチェーンゲーム。
肝心のゲームとしての面白さが欠けていたり、普通のソーシャルゲームと変わらずブロックチェーンゲームの良さが出ていなかったり、まだまだ発展途中です。
ただ、何度も書いている通りリリース間もないうちにアイテム(NFT)をゲットしておく事で後で大人気ゲームに成長すれば大きな稼ぎになるかもしれない・・と考えると油断は出来ません。
恐らく、ある程度形が固まった頃合いを慎重にみた上で大手企業が参戦してくると思いますので、常に新しい情報にアンテナを張っておきましょう。