
SafePalウォレットの使い方を初心者向きに解説いたします! ※使い方というよりもSafePalウォレットの何が便利なのか?という解説の方が強いです。
- SafePalとは?便利な点を挙げ、使うメリットを理解
- ハードウォレットS1を買ってみました。ソフトウォレットとの違いやメリットを解説
- あとよく耳にする$SEPってどういう関係?
等、様々な疑問を一挙解説! これを見て使うも良し、特にいらないなと思うも良しです。
SefePalウォレットとは
SafePalウォレットは、その名の通りメタマスクのようなウォレットです。
ウォレットの機能としてメタマスクと比較する事が多いので、この一文を見て意味が分からない方は上の二つの記事もあわせて読むと良いでしょう。
SafePalウォレットは、世界最大規模の取引所であるBinanceが投資・支援しているSafePal社が提供しています。
利用するメリットは、
- モバイルに特化している。スマホで使いやすい画面
- 異なるチェーン(例:ERC20とBEP20)の通貨交換(スワップ)が簡単にできる
- Binanceアプリとの連携がスムーズで、マーケットで取引が気軽に出来る(様々なアルトコインが買いやすい)
- BSCだけでなくETHメインネットワークでも対応サービスが多く接続が簡単(例:ユニスワップなど)
- ハードウォレットS1は、その名の通りハードウォレットなのでセキュリティ面で強い
等が挙げられます。

SafePalウォレットのHPを1から見ると、ハードウォレットがメインでセットで使うものかのような印象を受けたので私は勘違いしていました。
基本的にSafePalウォレットは「スマホのアプリ」です。 ソフトでもハードでも変わりません。 普段操作するのはスマホのアプリです。 メタマスクのモバイル版と同じです。
違いは秘密鍵をソフト(スマホのアプリ=オンライン)で発行するのか、ハード(完全にオフライン)で発行するのかというセキュリティ面のみとなります。
では、実際の画面を見ながら上で挙げたメリットを詳しく解説していきます。
モバイル特化したスマホで見やすい画面
下のアイコンメニュー>中央の□いの
SafePalウォレットのメイン画面です。 アイコンが分かりやすくスマホ画面のようになっているので直感的に分かりやすいです。上の検索窓で検索をかけることが出来ます。(ブラウザーでは無いので対応するDapps(サービス)がある場合のみ表示される)
BSC系なら、
- Pancakeswap
- BakerySwap
- Beefy.finance
等の主要なサービスがあらかじめブックマークとしてあるような使いやすさ。
ETH系の
- Uniswap
- Aave
- Compound
- Opensea
- Decentrland
- Rarible
等にも接続した状態でアクセスする事が出来ます。
その他、20ものチェーンに対応との事でしたが他で思いつく、PolygonやSolana、WAX系等は検索しても引っ掛かりませんでした。
ただ、ETH系は思ったよりも対応しているサービスが多く、今後どんどん対応していくのではないでしょうか。

異なるチェーン(例:ERC20とBEP20)の通貨交換(スワップ)
そして、実用面で一番重宝するのが異なるチェーンのコインにおけるスワップ機能です。
- 例えば、メタマスクウォレットではBSCネットワーク接続に切り替えてPancakeSwapを利用します
- ETHネットワークの残高は、BSCネットワーク(BEP20)上には反映されず互換性が無いのです。
- BinanceではETH→BNBなどの両替が出来るので、Binanceからメタマスクに「BSCネットワークへ向けて」コインを送金する必要がありました
- SafePalウォレットではBTC、ETH等のコインを、BNB(BEP20)やUSDTなどのコインに両替が出来ます。
- 一番わかりやすい例が、USDT(BEP2)⇔USDT(BEP20)⇔USDT(ERC20)⇔USDT(TRC20) の両替が可能という事です。
つまり、Binanceの機能を兼ね備えたメタマスクとか、Binanceがウォレットをリリースしたというような感覚です。 (正確にはBinanceのアプリにSafePalウォレットで接続して取引をしているのですが、連携がスムーズ過ぎてSafePalウォレットで取引をしているような感覚) 強みその2です。
Binanceのアカウントいらずで、マーケットで取引が気軽に出来る
先ほどのスワップ(両替)と同じ事ですが、SafePalウォレットではBinanceのアプリにアクセスして、様々なコインを買う事が出来ます。
つまり、国内取引所でBTCを買って送信すれば簡単にSafePalウォレットで様々なアルトコインを保有出来るというわけです。
直感的に分かりやすいというのもポイントです。
買いたいコイン名をクリックしたら、緑で「買い」と赤で売りという分かりやすいボタンがあるだけでシンプルです。
画面は仕様変更があると思いますが、マーケットの初期画面だとUSDT建てでしか取引できないのかなと思いますが、
- 何かしらの通貨ペアを押す
- 買いを押す(買うつもりが無くても大丈夫)
- 下メニューのマーケットをクリック
- すると、上にBTC建てやBNB建て等を選択することが出来ました。(ALTだとETH)
仮想通貨に興味を持ち、ツィッターなどで情報収集をしていると「今$***がアツい」等と聞いて「何それどうやって買えるの?」という事もあると思います。
SafePalウォレットはそんな方にとって簡単に謎のアルトコインが買える身近な存在でもあるのです。 連携がスムーズすぎてウォレットでBinanceにアクセスしているというよりは、SafePalウォレットでコインが買えるような感覚です。
ETHメインネットワークでも対応サービスが多く接続が簡単(例:ユニスワップなど)
ETHメインネットワークでも対応するサービス(Dapps)は多いです。
ETHでも出来るから便利というよりは、一つのウォレットアドレスで例えばOpensea(ETH)に自動接続でアクセスして、その後PancakeSwap(BSC)にアクセスしてもやはり自動接続でアクセス出来るという点が画期的で使いやすい点です。
これが当たり前になると、ネットワークの違いもどうでもよくなります。
既存のウォレットからインポートする場合について
例えば日本発のウォレットアプリであるGoWalletの秘密鍵をメタマスクにインポートすればメタマスクでも共有して使うことが出来ます。 これは、あくまでも暗号資産を管理しているのはブロックチェーン上であってウォレットの中に保存しているわけでは無いからです。 ウォレットはブロックチェーン上に記録されている情報を表示させて送金等の指示を出す道具にすぎません。
ですから、同じようにSafePalウォレットでも今メタマスクを利用して操作している情報をインポートしてコントロール出来るはずです。
既にメタマスク等のウォレットを利用中だったので、SafePalウォレットに秘密鍵をインポートして利用してみました。
- ウォレット>+ボタン>ウォレットを追加(ソフトウェアウォレット)>ウォレットをインポートする>秘密鍵を通してインポート>コインを選択
にて、普段メタマスク等を利用して操作している資産情報をインポートする事が出来ました。
コインを選択という時点でお察しなのですが、普段メタマスクで使っていた情報をインポートした場合は、
- スワップ機能が使えない
- BSC系のサイトにアクセスした際、接続は出来ない
- マーケットでの購入も出来ない
という仕様になります。
私はメタマスクにて一つのアドレス(秘密鍵)で、ETHネットワークにもBSCにもそれぞれ残高がある状態でした。
コインを選択する時に、ETHを選択するとETHネットワークの残高のみが反映されてそのアドレスではUniswap等は利用できますがPancakeSwapは利用できません。 (もう一つ別でインポートしてBinance Smart Chainを選択して使う事は出来ます)
つまり、メタマスクからインポートした場合はメタマスクと同様程度の事しか出来ず、SafePalウォレットでは接続できないサービスも多いのであまり意味は無いなと感じました。Axieのブリードや販売が出来たらいいのに等と思いました。
真の使い方としてはやはりどちらのネットワークにも対応できるアドレスを1から作って利用する事でしょう。
追記:SafePalウォレットの情報をメタマスクにインポートできるのか
SafePalウォレットからメタマスクへのインポートも試してみようと思いましたが、
- メタマスクへは秘密鍵でしかインポートが出来ない?
- SafePalウォレットで作ったアカウントの秘密鍵が見当たらない
という段階です。
少なくともハードウォレットS1で作ったアカウントの秘密鍵をメタマスクにインポートできてしまったら、それはもうハードウォレットの意味を成さないわけであり得ません。
ソフトウォレットとして作成した方はアリかと思いましたが、ニーモニックフレーズはいつでも表示できますが秘密鍵が見当たらずといった所です。 メタマスクのモバイル版を最初に作った時に12個のフレーズでインポート出来たような気もするのですが・・どうでしたっけ。
ハードウォレットS1は何の意味があるのか
注文から2か月ほどしてついにハードウォレットである、SafePalウォレットS1が届きました。
これまで解説してきた事は全てハードウォレットが無くても出来ます。 スマホのアプリだからです。
では、S1を使う事で何が出来るのか? なんのメリットがあるのか?使う必要あるのか?というと、
- ニーモニックフレーズ(シードフレーズと同じ)を作成出来る
- インターネットと非接続の為、フレーズが盗まれる事が無い
これだけの事です。

届いたS1を立ち上げてスマホのアプリとQRコードで連動させた後は、基本スマホアプリだけで操作をしますが、承認をいちいちハードウォレットでしないといけないのでセキュリティ的には最強ですが充電が切れてたら使えない等の煩わしさもあります。
ハッキングなどの心配をされる方でハードウォレットを利用される方は多く、どうせ使うならそのままSafePalウォレットと連動して使えるSafePalウォレットが最強といえば確かにその通りです。
私も初のハードウォレットなので手放す予定のないBTC等は移動させておこうかなとは思います。
SafePalウォレットが壊れたり無くなっても、フレーズを書き留めておけば別のSafePalウォレットで復元出来るので色々安心と言えば安心です。
クレジット購入も簡単に出来ます
後は、メタマスクでも出来るのでメリットというわけでも無いですが、手数料3.5%もしくは100ドル(高い方)を支払いクレジットで暗号資産を買う事が出来ます。
正確にはSafePalウォレットで購入が出来るのではなく、Simplexという決算代行アプリにアクセスしてクレジットで購入手続きをするとそのままSafePalウォレットに残高が反映されるのでSafePalウォレットでクレジット購入が出来たかのようなスムーズさなのです。
$SFPとは
$SEPは、SafePalウォレットの独自コインです。 今の所、何に使えるというわけでも無いのでSafePalウォレットが今後もっと広まっていくと思う方が株のように買っている印象です。 UniswapのUNI等も似たようなものです。
SEPの価格は一時急上昇して3ドルくらいの時期がありましたが、最近は落ち着いて2ドルちょいです。 かつてのXRP(リップル)のような日本における謎の信者的な軍団がいるのであまり良い印象を持たない方もいると思いますが、純粋にSafePalウォレットの使いやすさを体感すればSFPが伸びてくる可能性を感じるという人はいると思います。
もうそろそろ、SafePalウォレットでのイールドファーミングも始まるようなのでSEPを預けてSEPを得る・・というような流れが始まればCAKEのような動きがみられるかもしれません。
SafePalウォレットまとめ
SafePalウォレットで1から発行したアドレスだとETHメインネットワークやBSCネットワークどちらにも接続が簡単に出来て、ホーム画面も使いやすいので非常に満足です。 PancakeSwapがヒットしたのと同じでライト層へのアプローチが抜群です。
手数料かかるけど送金してメインで使っても良いなと思いました。
いつも楽しく拝見させていただいております。
実は、SAFE PALの送金で困っております。
USDT (BEP2)をバイナンス(他でも良いのですが)に送金しようと思うと、
「BNBが必要です。ウォレットに十分なBNBを入金ください」と表示されます。
0.6BNBは入っているのですが・・・それでもダメです。
また、BNBでスワップしてBNBで送金も試みたのですが、
今度は「マイナーに支払うには不十分とでます」
そんなに手数料は高いのですか?
0.6BNB=約18000円ですね。
どうすれば送金できるのでしょうか?
ご教示ください。
コメントありがとうございます。
先ほど試してみましたが、BNBが必要という表示が出ませんでした。
という流れでした。
コメントの内容から、必要とされるBNBが違うネットワークのBNBの事を指しているのかもと思いましたが情報不足で分かりませんでした。
Saf Palより送金できない!
2つ目の質問です。
ヤマノケン様は、下記のように記載されていますが、
私のIphonではできません。
「スワップ機能です。
例えば、メタマスクウォレットではBSCネットワーク接続に切り替えてPancakeSwapを利用します。・・・・・・・
一番わかりやすい例が、USDT(BEP2)⇔USDT(BEP20)⇔USDT(ERC20)⇔USDT(TRC20) の両替が可能という事です」
私の何が問題なのでしょうか?
コメントありがとうございます。Safepalで1から作ったアカウントの場合、下にスワップボタンがあり、例えばUSDTをクリックした時の画面がこちらになります。
他のウォレットをインポートした場合はスワップボタンが表示されないのでこの辺が原因の一つとして考えられます。
イメージ的にはSafepalで1から作ったウォレットの場合はマルチ対応で、例えばメタマスクからインポートした場合はコイン(チェーン)の選択を強いられるのでシングルでしか利用できないという事かと思います。
色々な勉強させて頂いてます。
いつもありがとうございます。
SFPウォレットでUSDT(ERC20)⇒USDT(BEP20)
にスワップしたいのですがETH(ERC20)はマイナーに支払うには不十分です
とメッセージが出てスワップできません。
バイナンスに送金も試みたのですがネットワーク手数料のERC20をウォレットに入金してくださいと出ます。USDTは手数料には使えないのですか?
素人な質問になりますが教えて頂けませんでしょうか。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
USDT(ERC20)はイーサリアム上で発行されたトークン(コイン)なので手数料はETHで支払います。
国内取引所から送金をする場合はそれぞれの暗号資産が手数料として引かれるので同じ感覚で混乱されるのかもしれません。
ちなみにSEPやバイナンスを利用している場合、例えばBSCネットワークを利用する事もあるかもしれません。 その時はBNBを使って手数料を支払います。
返信ありがとうございます。
早速バイナンスよりSFPウォレットにETHを少額送金しUSDT(ERC20)の送金手数料として使用でき無事に送金できました。
ご丁寧に迅速な回答ありがとうございました。
感謝しております。
ハードウェアのS1を利用しています。
S1が壊れた場合、さらにsafepal がサービスを終了した場合でも、ニーモニックでインポートできるウォレットがあれば(trust wallet 等?)復元して取り出せるという理解でよろしいのでしょうか?
その場合コールドウォレットであったセキュリティのメリットはなくなると思いますが。
コメントありがとうございます。
理解は正しいと思います。
コールドウォレットであったセキュリティのメリットは、パソコンやネット上で一度もニーモニックの情報が漏れていないという点なので、おっしゃる通りネットに繋がったウォレットで使用すればメリットは無くなります。