仮想通貨に興味を持ち、ビットコインやその他アルトコインを保有した後に多くの方が興味を持つのがさらなる投資です。 仮想通貨はお金がお金を生む仕組みがたくさんあります。
↑以前書いた「仮想通貨を購入した後、さらに稼ぐ4つの方法まとめ」の中で、4番目の「仮想通貨を預けておくことで金利を得る」方法の一つである、トロン(TRX)という通貨で実施されているステーキングについて解説します。
仮想通貨トロン(TRX)とは
まず仮想通貨トロン(TRX)は、シンガポールに本社がある中国発の「エンターテイメント特化の分散型ストレージプラットフォーム」です。
ざっくりいえば「イーサリアム」と似た役割の仮想通貨です。 海外のブロックチェーンゲームを古くからプレイしている人にはおなじみで、イーサリアムのゲームはガス代と呼ばれるネットワーク手数料が高騰しているのに対してトロンのゲームは安くて処理も早いというメリットばかりです。
トロンが特に力を入れているのがゲームアイテムの個人同士の売買と、音楽やイラスト等のクリエーターの作品を管理する目的との事です。 確かに、複製が出来ず売買されるごとに手数料の一部が権利者に入る仕組みは音楽に結びつきますね。イーサリアムの方はアートには力を入れ始めていますが音楽では初耳でした。
ちなみに2020年12月現在は1TRX=2.91円です。年末年始のビットコインバブルの時にもさほどつられず3.12円でした。恩恵を受けないという言い方も出来ますが、あまりビットコインの価格変動に左右されない通貨という面でステーキングと相性は良いのではないでしょうか。
トロン(TRX)のステーキング(代表投票)とは
トロンはトランザクションの承認を選ばれた少人数(といっても297企業ありました)の代表者が行っています。
そしてトロン保有者は代表者に投票をするという制度があります。
トランザクションの承認のくだりが分からなくても大丈夫です。 仮想通貨は分散型(世界中の皆で運営)という側面が強いのでトロンの運営者を選挙で決めようというようなニュアンスです。
代表者はマニフェストを掲げていて、その多くが「トランザクションという仕事で得た手数料の一部を還元する」というものです。
ですので、簡単に言えばトロンを保有して代表者に投票をするだけで毎日トロンを稼ぐ事が出来るのです。
トロンは日本の取引所では取り扱いが無い為、Binance(バイナンス)などの海外取引所で購入(orBTCから両替)する必要があります。 (Uniswap等で両替も出来ません)
BINANCE(バイナンス)を日本人が利用するメリットは何か?を中心にバイナンスについて解説をしています。BSCネットワークへの接続方法や仮想通貨トレードの手数料を安く済ます方法など
投票のイメージ
投票は、トロン系のウォレットで大体行うことが出来ます。
有名なのはTronLink、HoubiやTronWalletなどでしょうか。 私はTronWalletを利用しました。
ウォレットの投票画面にいくとこのように一覧になっていて#297まで名前が並んでいました。
一位はBinance(バイナンス)のようです。
私が利用したTronwalletでは、投票は出来ますが各代表がどんな公約(マニュフェスト)を掲げているのかまでは分かりませんでした。 ウォレット上では公約はどこで調べられるのか?と検索したところ、
https://tronscan.org/#/sr/votes
Tronscan>名前をクリック>報酬分配率にて、報酬者報酬・スーパー代表報酬という欄がありました。
※ただ、私はTronwallet meのウォレットを使っていたのでそのまま誘導されて投票をして報酬を得ていますが、Tronwallet meを調べると投票者報酬:0%となっていました。 でも報酬は入ってきています。 うーん、わからない。
まあ、とにかくトロンを保有して投票を行うことで金利が手に入るという事です。
トロンのステーキング(投票)の手順
やり方は簡単でした。 メイン画面のメニューにて
- 凍結にて、保有しているTRXをいったん凍結させます。
- 投票にて、先ほどの画面に行き代表者を選択して金額を設定して投票します。
- 投票した金額に応じて、毎日TRXが増えていきます。
つまり、凍結したTRXを使って投票をするので単純にお金を預けて金利を得るという仕組みと変わりません。
これによってトロン(TRX)保有ユーザーの抱え込み・価格下落の防止という効果があるわけです。
通知が来るので増えている感がすごい
投票を開始すると、「You have received 0.19***TRX」というような通知がどんどん届きます。
これがとても強烈で「お金がどんどん増えていく」という事がダイレクトに伝わってくるのです。
現在はたったの999TRX(=3,000円程度)しか投票していないので0.6円程度ではありますが、チャリンチャリン音が鳴るのは気持ちが良いものです。
日本円換算で6,000円くらい預けるだけで10円がチャリンチャリン音を立てて入ってくると考えるとイメージしやすいでしょう。
手順をまとめておさらい
もう一度手順をまとめておきます。 この限りではありませんが、初心者目線で具体例を挙げておきました。
- Binance(バイナンス)にてTRON(TRX)を入手します。(例:日本の取引所でBTC購入>送信>TRXにコンバート)
- TRON WALLETのアプリをスマホにインストールします
- BinanceからTRON WALLETのアドレスにTRONを送信
- TRONを一度凍結します。
- 凍結中のTRONを使って投票します。(私はTronWalletを使っているという理由だけでTronwalletに投票しましたが、1位のBinanceで良いのではないでしょうか)
- あとは放ったらかしでTRONがどんどん付与されます。 溜まったTRONをまた凍結してまた投票して・・というのが本格的な投資です。
※2021年現在はビットコインの上昇率が高い為、TRONにコンバートして稼ぐより「ただビットコインを持って何もせずにいる方が稼げてしまう」という状況になっているのですが、落ち着いたり下落の流れがやってきたら思い出してみましょう。
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