
世界を代表する様々な仮想通貨の取引所であり、最近は独自通貨やDeFiなどのBSCネットワーク上のサービスでも存在感をみせているBINANCE(バイナンス)について紹介します。
「日本の取引所と何が違うの?」「利用するメリットは?」「バイナンス系のブロックチェーンゲーム(及びDeFi)で遊ぶ為には?」
という方へ向けた記事です。 最初は海外サイトだし怖かったので全然使っていませんでしたが、最近はよく使うようになった筆者がなぜ使うようになったか?を元に初心者の方向けに解説していきます。
BINANCE(バイナンス)とは
バイナンスは上で書いてある通り、世界を代表する仮想通貨取引所です。
取引所といえば日本だとGMOコインやビットフライヤー等が思い浮かびますが、それらの海外版だと考えれば話は早いでしょう。 国は中国だと思います。
当然日本の信頼出来そうな会社の方が使いやすいに決まっているのに、わざわざBINANCEを利用するメリットを挙げてみます。
仮想通貨の購入が(比較的)簡単
BINANCEはキャッチコピーで、「Bitcoin、BNB、そして他の何百もの仮想通貨を数分で取引できます」と書いてある通り、
クレジットカードで仮想通貨を購入する事が出来るという事が身近なメリットでしょう。
日本の取引所の場合、銀行口座からの振り込みになります。
※ただし、手数料が割高でしたのでこちらはあまり大きなメリットでもないと感じました。
仮想通貨同士の両替(コンバート)がスムーズ
一番大きなメリットとして紹介されるのは、仮想通貨同士の両替を即時に行う事が出来るという点です。
例えばビットコインをイーサリアムに替える場合、日本の取引所だと一度円に戻して買いなおすという手順があり手数料を考えると無駄が多いです。
コンバートのやり方
メニュー>トレード>convert>振替元と振替先を選択>コンバージョンプレビュー(レート価格の確認)>確認
☆日本の取引所で扱っていない通貨を「買う」目的でも使えます。
日本の取引所でビットコインを購入>binanceのビットコインアドレスに送信>両替(コンバート)
例えばTRX(トロン)系のブロックチェーンゲームをするなら、TRXというコインが必要です。 この方法でTRXを手に入れるしかないので日本人でも多くの人が利用しています。
手数料が安い
先ほどのコンバート(両替)にも通ずるのですが、具体的な例を挙げてみます。
- 国内のBitFlyerにて51万円分のXLM(ステラルーメン)を売却しようとした所、45万円程になると表示が出ました。(BitFlyerなので円表記)
- BinanceのXLMアドレスに送信をしてETHに両替をしたところ、4982ドル=約51万円でした。殆ど手数料が取られていません。
もちろん、これは円換算しようとしていないからです。 しかしBitFlyerだと一度売って円に戻してまたETHを買うという2段階で信じられない程高額な手数料が取られる為、XLMをETH等の別の資産に替えたかっただけの私にとっては5万円もお得でした。
日本の取引所は取引が少ないのが大きな欠点です。
取り扱い仮想通貨が豊富
ビットコインやイーサリアム等の有名な仮想通貨はどの取引所でも取り扱いがありますが、マイナーな仮想通貨は取引所によって取り扱っていない事が多いです。
日本の取引所は取り扱い通貨がとても少ない為、海外から「このコインが注目」と情報を先取りしても取引(購入・投資)が出来ない事があります。
ですので海外の取引所でしか保有する事の出来ないコインに興味がある方は海外の取引所を利用しているのです。
実際の所、上級者以外の方でバイナンスを利用する理由は日本の取引所では買えない通貨を買う為に仕方なくという所が大きいと思います。
BSCネットワーク上のゲームをする上で利用がほぼ必須
筆者は先日、BattlePetsというブロックチェーンゲームに興味を持ちプレイしようと思ったのですがこれがバイナンスが提供しているBSCネットワーク上のコインを利用するというものでした。
- メタマスクで接続出来るのですが、BSCネットワークに切り替えて接続する
- BSCネットワークは世界が違う(BEP20という世界)ので、今まで所持していたイーサリアム等の通貨が使えない
- バイナンスのBSCネットワークに通貨を送金するにはバイナンスで購入してメタマスクに送金する
という手順が必要になり、バイナンスの利用を余儀なくされました。 初心者目線でいえばせっかく世界共通の通貨が誕生して便利になると思ったら、仮想通貨の世界も沢山増えて大混乱といった所でしょうが、バイナンス目線で言えばこのような独自のサービスを提供する事でバイナンスの利用者を抱え込む事が出来るのです。
肝心なBSCネットワークへの入金方法は「手順・使い方」にて記載します。
売買トレードのインターフェイスが充実
日本の取引所同様、株やFXのような売買取引のインターフェイス(操作画面)も充実しています。
リキッドスワップで稼ぐ
徐々に機能を追加しているバイナンス。
DeFiブームに乗じて取引所にてリキッドスワップ(お金を預けて金利を得る)サービスを開始しました。
ETH系のDeFiのように信頼はあるけどガス代が高い
BSC系のDeFiのようにガス代は安いけど信頼が薄い
このどちらも解消するサービスです。 金利は6~8%ほどで信頼を考えると十分に高いです。 別記事でしっかり記載します。
P2P取引
その他、P2P取引というユーザー同士直接取引が出来るというものもありましたが私はまだメリットが理解出来ていないので解説は出来ません。 ひょっとしたら直接の取引により手数料が安くなるのかもしれません。
https://binance.zendesk.com/hc/en-us/articles/360038038972
日本の金融庁はBINANCE(バイナンス)に対し「日本へサービスを提供するな」とお達しを出したそうです。 理由は、日本国民の資産・お金の流れが把握できなくなってしまうからです。 FXや仮想通貨等の取引所は金融庁の認可を受けて営業しているので数千万円単位のお金が動いても金融庁が把握しています。 税金の徴収に影響する事なので(利用しない)日本国民の為に仕事をしているといってよいでしょう。
実際に利用した手順・使い方
実際に利用してみましたので、手順をメモします。
登録
1、右上のオレンジの登録ボタンを押すとメールアドレス・パスワードを入力する画面になるので任意のメールアドレスと任意のパスワードを設定します。※パスワードは大文字と小文字や記号数字を入れるなど複雑じゃないと認められない場合があります。
2、送信すると上の画面になりますので、メールに送られてくる6桁の数字を入力します。
すぐにログインして開始出来ます。
現段階でどこまで何が出来るのか探ってみましょう。 まずは、画面左上のメニューより仮想通貨を購入>クレジット/デビットカードを選択しました。
本人確認(ID認証)
登録から進めていくとID認証へと進んでいき、パスポートなどを提出するのですが本人確認の時点で私はずっと躓いていました。というのも、おそらくWEBカメラが起動しているようなのですがデスクトップPCでWEBカメラがついていないので先に進めずにいたのです。
という事で、スマホのアプリを入れたらすんなりでした。
メールアドレスと電話番号の2つで認証をするので二つ登録が出来ていれば準備はOKです。
仮想通貨を購入する流れ(例:BNBを購入)
BINANCEで仮想通貨を購入する流れは様々です。 BSCネットワーク上のブロックチェーンゲーム(及びDeFi)で稼ぐ為に必要となったBNB(バイナンスの独自通貨)を購入する流れを画像付きで紹介します。
- ログイン後、右上の言語を日本語/JPYにしておくと良いでしょう。
- 上メニュー>仮想通貨を購入>クレジット/デビットカードを選択
- 上の画面になります。法定通貨はUSDのままで
- 購入する通貨を選びます。BTC(ビットコイン)等も選べますがBNBを選択しました。
- カード情報と住所をローマ字で入力して進めばスムーズに購入が出来るでしょう。
メタマスクのBSCネットワークに送金する
さて、メタマスクに送金をする手順です。
やり方は簡単で、ネットワークBEP20で送金をするだけではあるのですが間違えると大変なのでしっかり順を追っていきましょう。
送金先のアドレスはメタマスクのいつも使っているアドレスです。
BSCネットワーク接続の設定を先にしておいた方が安心なのでまだの方は先にメタマスクの記事をご覧下さい。
ウォレット>フィアットと現物>BNB>出金をクリックします。
ここが一番大事。メタマスクのアドレスを貼り付け、BEP20(BSC)ネットワークを選択して送信します。
数分でメタマスクのBSCネットワーク上にBNBが送金されました。 これでBSCネットワークを利用したDeFi等のサービスを利用できるようになります。 一度やってしまえば簡単ですがやるまでが腰が重かったです。